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【読書の付箋】管理職が存在しない組織(『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』フレデリック・ラルー著、英治出版)

不定期かつ習慣的に読書するごく平凡な日常。
スローリーディングが好きなので、遅読遅読ですが、その日に読んだ本の、その日に読んだ部分だけ、自分なりの湯上がり感を、綴ります。

今日の書籍は、
『ティール組織――マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』(フレデリック・ラルー著、英治出版)

【今日の付箋】
オレンジ型組織からフィール組織へのパラダイムシフト【管理職が存在しない組織】


オランダの地域看護を担うビュートゾルフには、管理職が存在しない組織。マネージャーの代わりとなるのはコーチだ。

コーチには、意思決定権も責任(売上や利益など)がない。役割としては、セルフマネジメント組織のアドバイザーとして、最小単位の組織に“問い”を投げかける事。

コーチの仕事の進め方に組織的な決まりは無い。ただし、コーチ間での暗黙の決まりはある。

1.問題解決をしようとするチームを支援する。
2.チーム自ら選択させる。
3.チームが問題を正しくとらえ、解決策に辿り着ける様、“問い”とチームの“今”を客観的に言語化して見せる。
4.出発点は常にチーム内の情熱・強み・能力を引き出す事。チームにはあらゆる問題を解決する能力がそなわっている、という信頼感を作り上げる。

【ひとこと】

今、ティールでは無いオレンジ型組織のマネージャーにとっても、深い学びがある様に感じた。権限委譲がチームのチカラを引き出すわけではない。あくまで、関わり方とセットで考えるべきかと。

次のページのテーマは、「ティール組織のスタッフ機能」。

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