【読書の付箋】組織的知識創造の5ステップ_ 第4フェーズ 原型の構築(『知識創造企業』野中郁次郎・竹内弘高著、梅本勝博訳)
不定期かつ習慣的に読書するごく平凡な日常。
スローリーディングが好きなので、遅読ですが、その日に読んだ本の、その日に読んだ部分だけ、自分なりの湯上がり感を、綴ります。
今日の書籍は、
『知識創造企業』(野中郁次郎・竹内弘高著、梅本勝博訳
【今日の付箋】
第4フェーズ 原型の構築【組織的知識創造の5ステップ】
正当化された知識を具現化するフェーズ。製品のプロトタイプや、イノベーションなどの試行モデルにあたる。
原型とは、新しくつくられた形式知を既存の形式知と組み合わせて構築される。また、新しいコンセプトを作るだけではなく、その青写真まで描く必要がある。
具体的には、様々な組織を跨いで、新しい組織図や、職務規程、報告システム、職務手順などを作成する。
組織の部門間のダイナミックな協力が必要となる為、組織の意図の明示や、最小有効多様性、情報の冗長性により、その活動を促進させる必要がある。
次回は、「第五フェーズ 知識の転移」。
【ひとこと】
正当化された知識を具現化するフェーズ。ここから、組織間のダイナミックな協働が必要となる。それを円滑に進めるための、組織の意図・最小有効多様性・情報の冗長性が、その成否を分ける。