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適応障害で行政書士試験を独学受験した感想

昨年11月に行政書士試験を受験しました。
現在結果待ちですが余程ひどいマークミスがなければ自己採点では合格見込みです。

難しい試験ですが合格していれば行政書士として起業しようと考えています。
今回時間もお金も無かったため独学で挑戦した感想を書きます。
試験に興味がある方の参考になれば幸いです。

行政書士試験を受験したきっかけ

令和3年に1度だけ受験した経験があります。
当時は勉強したりしなかったりと甘くみておりました。
その結果は画像の通り、180点に16点足りず惨敗でした。


当時の成績表

それ以降は試験のことも忘れて仕事漬けでした。
しかし、妻の何気ない一言で受験を決意します。

退職して起業したい旨を妻に話したところ「行政書士試験もう一度受けてみたら?」言われ、そこで過去に行政書士試験を受験したことを思い出しました。

当初は予備試験を目指そうと考えており、休職前に定期的に答案を見ていただいていた先生に相談してみると、行政書士試験で230点を取った方は翌年の短答も合格できる実力がつくとのことで受験する意欲が湧きました(1年以上、勉強から離れているにも関わらずアドバイスありがとうございます)。

当時7月末、試験まで約3ヶ月でしたが受験を決意したのです。
上限は230点以上、下限は180点の合格ライン突破という目標設定で勉強を開始しました。
勢いで定評のある肢別本を購入して8月から勉強を開始しました。

病気と闘いながらの受験勉強

抑うつの症状も波があり、調子が悪日はほとんど何も出来ずに落ち込んでいました。休職してからは徐々に回復傾向で復帰に向けて準備を進めていました(順調に回復していると思っていた)。

妻からはまだ症状が出ていると言われていたのにも関わらず当時は焦って復職を進めており、主治医にゴリ押しでOKをいただき復帰した結果は復職失敗&再度の休職でした。
さらに自己嫌悪になり症状が悪化、勉強どころではなくなりました。

それでも調子が良い日は問題集を解いたり、判例六法でマークした箇所を読んだりと勉強は少しずつですが進めていました。

勉強計画は、8月から始めて9月末まで行政法と民法の択一を安定させることを第1目標、10月はその他科目を8、9割正解できることを目標にしていました(それが誤りと気づきます)。

模試は成績が悪いと抑うつが悪化しそうで受けていませんでしたが、さすがに模試を受けないのはマズイと思いLECの模試を10月に受験しました。
結果は択一のみで140点と散々な結果で焦りました。
肢別問題集は9割取れていたのに全くわからない問題が多く、記述は0点でした。

落ち込みましたが、現状を把握できたことと模試中(おそらく人が多い場所)に頭痛が酷くなることがわかったことは大きな収穫でした。

10月からの追い込みと試験本番

模試終了後、直前で問題集を増やすことに迷いましたが本番形式の過去問集を追加購入して記述対策と合わせて重点的にやりました。

特に記述は毎日赤シートを使って1日で一周するペースで問題集を解き、間違えたり出題されそうな箇所は判例六法にマークして直前期に読み込みました。

試験当日は判例六法を試験開始前まで読み込み本番を迎えました。
試験中、頭痛があったのですが事前に頭痛薬を飲んでいたため試験への影響はなかったです(模試を受けて良かった)。
憲法と商法以外は手応えはあり、記述も1問を除き書けました。

自己採点結果と開業準備

試験終了後、自己採点を行いました。
予備校により結果は多少変わるのですが、概ね210点代の予想です。

当初の目標であった230点には及びませんでしたが、合格点を大きく超える見込みなので合格していることを前提に開業に向けて準備を進めています。

LECの採点結果

不合格の可能性もあるのでそこまで思い切ったことはできませんが、行政書士法の解説や開業準備本を読んで実務のイメージを掴むようにしています。

もし不合格だったらどうするか

考えたくはないのですが可能性としては0ではないため不合格時のプランも考えています。

休職前は仕事でPremiere Proを使って動画編集を行なっていたので動画編集の案件を獲得できるようにフリーランスの動画編集者として起業する予定です。

本来は本業のために動画編集スクールで学んだ動画編集ですが、合格でも不合格でも使えるスキルなので便利です。

合格発表までまだ期間がありますが、病気と上手く付き合いながら起業準備を進めます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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