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保育のこと・福祉のこと・仕事のこと”Not To Do"リストを作ってみては?

こんばんは。桜花学園大学の新沼英明です。

今日から本学の一部の授業が再開されました。キャンパスに少しだけ学生の声が戻ってきた感じです。同時に暑さも戻ってきましたが…。

本学キャンパス 夕暮れの様子です

さて、前期はバタバタと(瞬く間に)過ぎていきました。
担当科目数が多くなり、非常勤のご用命も増え、新学部(2025年に本学に「情報科学部ソーシャルデータサイエンス学科(仮称・構想中)が誕生します!)の準備にてんてこ舞いでした。
加えて、講演や研修講師のご依頼も多くいただきました。
不適切保育をしない、させないために現場の先生たちは一生懸命取り組んでおられます。僕の講演内容がどれほどお役に立つかはちょっと自信がありませんが、問題意識を多くの先生と共有できたことは嬉しいことです。

僕が研修会等で何度も申し上げているのは保育現場の仕事を減らすこと。先生方が少しでも心にゆとりを持って仕事ができるような環境を作ること。

もちろん先生が増えること(配置基準が見直されること)が理想ですが、すぐには実現できません。
ですから、先生方のご負担を減らすためには、”Not To Do"リストが必要なのですね。つまり、「やらないこと」「必要性が必要ないこと」を選び出すのです。
「やらない」仕事で得られた余裕は、先生方ご自身の休養に充てたり、もっともっと子どもと向き合う時間を作ったりできるのではないかと思うのです。
もちろん、一朝一夕にはいきませんし、いろいろな制約があるのは承知しています。そして、特に若い世代からは「やらない仕事」は提案し難いことですよね。僕自身も組織人ですからよく理解しています。

どうすれば”Not To Do ”の思考が当たり前になるのか、今後も保育政策を研究するなかで考えていきたいと思います。

これから秋にかけて運動会シーズンでしょうか。
お忙しい日々だと思いますが、どうか心と身体が穏やかでありますように。

追記①
僕自身の”Not To Do”は(1)メールの返信は最低限(千本ノックみたいに全てに返信しない)(2)完璧な父をあきらめた(家庭での存在感がゆる〜くなった)(3)英語の勉強を先延ばし(英語しゃべれないけど取り敢えず生活に困らない)(4)文明の利器をを使うことをためらわない(5)完璧な栄養摂取を求め過ぎない(カップラーメン上等!)などなど…あとは秘密です(笑)

追記②
中央法規さんとのご縁をいただき、「こどもまんなか福祉論」(子ども家庭福祉テキスト)が出版されました!


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