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逃避の散歩 98.新宿区11駅ラリー(その1:西新宿五丁目駅~西早稲田駅)

新宿の地下道、京王モールと小田急エースの合流点となる十字路から西側にあるE出入口を上ると深夜帯に羽田行きリムジンバスが停まる24番乗り場に出て、その先の角を右折。たまに海外映画で登場するヨドバシカメラ新宿西口本店前を通る中央通りを真っ直ぐ抜けた先はふれあい通りだ。

ふれあい通りは東京都庁の第一庁舎と第二庁舎の間を抜ける道だ。普段は人通りが少なくて歩きやすいが、タイミングが悪いと都庁の間が観光バスの停車所になるため、観光客がどっと押し寄せてその人混みを通り抜けなければならないことがある。

都庁の間を抜けると新宿中央公園南交差点を越え、突き当りの新宿副都心線13号線(通称:十二社通り)を右折。そして最初の角を左折して坂を下る。次の十字路で上り坂となり、突き当りを右折。また突き当たるまで進み、坂を下ったところで左折。

妙に味わい深い店構えの飲食店がある十字路を過ぎ、道が左へ曲がるあたりで見える細い路地へ入る。道なりに進んでいくと自転車駐車場に出るので、そこを右折して方南通りへ。すると左側に今回のスタート駅が見えてくる。

都営大江戸線西新宿五丁目駅A2口。今回はここを含めて新宿内で未登場となっている残り10駅を一気に歩いて行く。順番は以下の通り。

都営大江戸線新宿五丁目駅→都営大江戸線都庁前駅→東京メトロ西新宿駅→都営大江戸線新宿西口駅→西武新宿線西武新宿駅→JR新大久保駅→東京メトロ西早稲田駅→高田馬場駅(西武新宿線、JR線、東京メトロ東西線)→西武新宿線下落合駅→中井駅(都営大江戸線、西武新宿駅)→都営大江戸線落合南長崎駅

とりあえず始めよう。方南通りを東へ進み3分経過、熊野神社前交差点で信号待ちになる。この交差点で方南通りは終わりとなり、左右をさっき南側で横切った十二社通りが交差している。

信号が変わり、先の都道新宿副都心線5号線(通称:北通り)の上り坂が見を少し進み、新宿中央公園の中に入る。上り坂を進み、熊野神社前を過ぎたら左右の分岐を左へ。真っ直ぐ進んで新宿白糸の滝に突き当たり、左から回り込んで階段を下りると、新宿ナイアガラの滝がある「水の広場」に出る。

新宿中央公園とその周囲はいわずもがな、1970年代から映画やTVドラマなどのロケ地として使われている。管轄がよくわからない刑事が走っていたり、現実にいたら変わり者にしか見えないカップルがデートしていたり、何かと事件の現場になったりとかなり高い確率で見ているはずだ。

また、自分のような特撮および実写ヒーロー物好きにとっても“聖地”でしかない。ゴジラですらこのあたりで2度暴れているし、この南側を通る甲州街道を進んで初台の東京オペラシティタワーまで行っている。都庁が空き地だった頃は東映ヒーローがよく戦ったり外観を改造した車を走らせていた。

話を戻そう。この水の広場の出入口を出て左折するとすぐ、2番目に通過する駅の出入口がある。

8分経過、都営新宿線都庁前駅A5口前を通過。そのまま奥の歩道橋を使って東側の歩道に移動し、北上して新宿中央公園北交差点の横断歩道を渡ってから北通り沿いに右折。

実はこの辺り、さっきの水の広場の入口前から地下道を通る中央通りやこの北側にある青梅街道に比べれば、人通りが少なくて歩きやすい。新宿駅周辺の人混みポイントは新宿三丁目と歌舞伎町、西新宿一丁目のあたりだ。

都庁の前を通る都庁通りと交わる都庁北交差点を越えて最初の角を左折したら、やや右前の道を進んで青梅街道と合流する東京医大病院前交差点に来たところで駅の出入口が左側に見えてきた。

14分経過、東京メトロ西新宿駅2番口前を通過。このまま右折して青梅街道を東へ進む。この先、さっき述べた人混みポイントの西新宿一丁目の方へ向かうことになるのだが、わずかな間だけ混雑を避ける対策を考えてある。

18分経過。右がバスターミナル、左が大ガードに分かれるところに架かる歩道橋を渡る。この歩道橋はよく映像作品でやたら見かける風景が見える。少しだけ寄り道をして一枚撮り(トップ画像参照)、中央部にある階段を下りて大ガード方面へ向かう。

21分経過したところで、新宿大ガード西交差点前にある都営大江戸線新宿西口駅D4口前に着く。交差点を渡らず、ここから階段を下りて広めの地下道に出る。その右側に新宿西口駅の改札口に行くための下り階段がある。

この地下道、交差点の真下に位置しているのだが、上の喧騒とは打って変わり通る人の数はまばらだ。そして以前、新宿駅から吉祥寺駅まで歩いたとき(29回)に使ったD3口があるのもここだ。

改札への階段を下り、右折して新宿西口駅北側の改札口の向かいにD5口への階段がある。その階段から地上に出る。この間3分。人混みの激しい交差点で信号待ちをして2段階右折して同じ場所に向かったときと変わらないので使い勝手がいい。

同出口から北へ進み、最初の角を右折してJRの線路沿いに出て線路沿いにまた北上する。これも吉祥寺駅まで歩いた時に使った道だ。

28分経過、百人町一丁目歩道橋前に出る。以前、この歩道橋を渡ってJR大久保駅に行ったが、今回はこの歩道橋とJR中央・総武線のガード下を抜けて職安通りを進み、更にJRと西武新宿線のガード下を抜けて交差点を右折。

そこは歌舞伎町の裏手。次の駅の出入口はすでに見えている。

30分経過、西武新宿線西武新宿駅北口前を通過。

地上だと必ず信号待ちがあり、地下だとサブナードから遠回りする必要があるため、決して乗り換えの連携がいいわけではないこの駅の北口は、南口の方から乗る人が多いので忘れられがちな印象がある。一応、JR新宿東口のあたりから南口との連絡通路を開通させる計画はあるらしい(参考12)。

改札口前の横断歩道を渡って後ろの横断歩道へ引き返し、交差点を渡って線路沿いに延びているつつじ通りを北に進む。この通りの正式名称は「都市計画道路補助72号線」。この交差点から新大久保駅までの区間は事業認可から30年以上かかって2020年9月にようやく完成した。

最初の信号で左に入ってガード下をくぐり、2つ目の丁字路の道路標示が見えたら右折。次の信号から左折してガード下をくぐっても次の駅の出入口前に行けるが、そこからやってくる人で混みあうので、その混雑を少しでも回避するためだ。

ちなみに、この通りは韓国系の飲食店だけでなく、タイやネパール料理、ハラル食材を売る店などもあったりする。新大久保駅周辺は韓国系の店ばかり注目を浴びているが、実際は意外と多国籍だ。通りを抜けると大久保通りに出る。そして右側すぐの所に駅の出入口がある。

38分経過、JR新大久保駅前を通過。

いつも人の乗り降りが多くて混んでいるので、素早く離脱したい。このまま目の前にある新大久保駅前交差点の横断歩道を渡ってからガード下をくぐり、出てすぐの交差点を左折してつつじ通りに戻ってまた北へ進む。

つつじ通りに入った途端、一気に人混みが消えて歩きやすくなる。いま歩いている大久保通りから高田馬場駅手前の諏訪通りまでを結ぶ区間は事業認可から17年かかって2011年11月に開通。それまで線路沿いに高田馬場駅へ歩くときは、西側の東京グローブ座や西戸山公園の前を通る道しかなかった。

最初の横断歩道が見えてきたら右側の坂を下り、さらに右奥にある区立外山小学校がある角を左折して同校と海城中学高等学校の間を通る一方通行車道を進み、突き当りを左折。そこから明治通りまで緩やかな下り傾斜がある一車線の道が延びている。だが、途中から都立外山公園に入ろうと思う。

カーブミラーがある最初の丁字路を左折すると都立戸山公園の出入口があるがそのまま通過し、もう少し先にある速度注意の赤い舗装がされている丁字路を左折。2車線の道になる。

理系の学部が集まっている早稲田大学西早稲田キャンパス西門前を通過して48分経過、ここで都立戸山公園に入る。この公園は二つの地区があり、ここは大久保地区で、ここから明治通りを越えて東側に箱根山地区がある。

入ってすぐ右にある区立新宿スポーツセンターの前を右折して明治通り方面へ進む。実はこの公園を初めて通り抜ける。今回のルートを決める時に、普段使わない道を組み込もうと思い、それにうってつけだった。

ちなみにグーグルマップの検索結果は、海城中学高等学校の横にある遊歩道に入り区立大久保スポーツプラザと保善高等学校の間を抜けて戸山公園の北西側に出て、そこから同公園に入って公務員宿舎西大久保住宅を経由し諏訪通りに出て明治通りに向かう。これは道に高低差があるので不採用にした。

51分経過したところで明治通りに出る。以前、新宿駅から上野駅まで歩いたとき(25回)にも通った諏訪町交差点で信号待ちする。あのときは右折して東京メトロ早稲田駅方面に向かったが、今回は横断歩道を渡ってすぐの所にある駅の出入口に向かう。

信号が変わり横断歩道を渡って54分経過、東京メトロ西早稲田駅2番口前を通過。このまま北上して2つ先の馬場口交差点を左折して都道25号・早稲田通りに入る。

(その2:高田馬場駅~落合南長崎駅+少し延長)に続く。