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グラデーションの中に生きる僕たち

「時は金なり」と考え、せかせかとした心で幸せに生きる人もいれば、「人生は暇つぶし」と考え、ゆったりとした心で幸せに生きる人もいる。

本を読むことが人生を豊かにしてくれるという人もいれば、本なんて読まなくても自分の身体で見聞きしたりすることが最も大切であるという人もいる。

人生をより実りあるものにするためには無駄を省くのがいいという人もいれば、人生をより実りあるものにするために無駄こそ大事だという人もいる。

机が散らかっているけど、仕事で成果を出す人もいれば、机に本当に必要なものしか置かないからこそ仕事で成果が出る人もいる。

社会が求めていることからどう生きるかを発想する人もいれば、自分の中から湧き上がる興味から生き方を選ぶ人もいる。

相手の欠点を認めてあげる性格で人を癒す人もいれば、悪いと感じたことは悪いということで相手を成長させる人もいる。

子孫繁栄の観点で人類の幸福を願い、LGBTQを批判する人もいれば、多様性社会の観点で人類の幸福を願い、LGBTQを受け入れる人もいる。

未来の姿を明確にプランに落とし込んで描かなければならないと考える人もいれば、未来を想像したところでその通りに実現するなんてことはありえないと考える人もいる。

一度立てた目標は何があってもやり遂げることで得られるものがあると考える人もいれば、目標は適宜柔軟に変更することの方が結果的に得られるものが多いと考える人もいる。

二つ以上のことを同時にやることで自身の成長につながると考える人もいれば、一つのことだけに集中することで次に機会につながると考える人もいる。

地道な努力を大切にして大成する人もいれば、誰かの力を借りて自分ではできない大きなことを成し遂げる人もいる。

「絶対にやり遂げなくてはならない」と決断し行動することで夢が叶う人もいれば、「そうだったらいいなあ」と妄想に浸ってるだけで勝手に夢が叶う人もいる。

「悪名は無名に勝る」を生き方の指針にし、派手な人生を歩んで尊敬される人もいれば、「有名無力無名有力」を生き方の指針にし、スポットライトがあたるわけでもないけれども、頭が下がる生き方をしている人もいる。

働き出したら、収入の3割は貯金に回すのが賢明なお金との接し方だと考える人もいれば、若いときは貯金なんてしない方が長期的にお金とうまく接することができると考える人もいる。

三食の食事と7時間の規則正しい睡眠が健康をつくるという人もいれば、寝たいときに寝て食べたいときに食べるのが一番の健康法だと考える人もいる。

早起きで成功できたと言う人がいれば、夜中にアイデアが降りてくるので早起きをしたことがないという人もいる。

食を慎むことが成功に不可欠だと言う人がいれば、朝からステーキをほおばることが成功の秘訣だと言う人もいる。

1日4時間睡眠で長時間の仕事をすることが成功条件だと言う人がいれば、夜は8時間、昼の1時間の睡眠をとることが重要だと言う人もいる。

インターネットを制することが成功への近道だと言う人がいれば、パソコンにも触ったことのない成功者もたくさんいる。

・・・

外に基準を求めていてはいけないのです。

僕たちはいつでも、グラデーションの中に一人ひとりの生きた証を残しながら生きています。

「誰かみたいにならなくちゃ」と思い込んで苦しむのは、他の誰でもないあなたが生まれてきたからこそだと思います。

何を選ぶかは自分が決めればいいのです。

2019.12.21

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noteを読んでくれてありがとう! 僕らしく、優しさのリレーをつなぐよ。