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バリスタをハッスルさせるコンテンツ

Matthew Perger(以下マット)というジャスティン・ティンバーレイク似の天才がいる。マットは、ワールドバリスタチャンピオンシップで2位、ワールドブリュワーズカップ優勝、ワールドコーヒーイングッドスピリッツ優勝、という偉業を成し遂げた世界トップクラスのバリスタである。

同年代かつ彼が2位になった2013年のワールドバリスタチャンピオンシップに僕も出場していたこともあり、僕とマットはすこぶる仲が良い。あと僕もマットもかなりはっきりモノを言う性格なので、裏表のない付き合いができているからだろう。今でもしょっちゅうWhat'sAppでチャットしている。

そのマットが代表を務めるのが、バリスタハッスルと言うサービスだ。具体的には、オンライン教育の提供とコーヒー器具の製作と販売をしている。

僕は世界中で彼と会うたびにディナーに誘われて、日本でバリスタハッスルを一緒にやろうと口説かれ続けた。その当時は独立したばかりで、精神的な余裕がなく、都度お断りしていたのだが、マットがふと「コーヒー教育を民主化したいんだ」とつぶやいた時に「これはすぐにやるべきだ」と思った。

僕は幸運にもマットを代表する世界のトッププレイヤーと常に繋がっているし、研究機関とのニッチな研究も多国籍なチームと取り組めているので、最新のコーヒーの知識や技術が自然に流入するエコシステムの中で仕事をしている。すなわち情報をインプットして、すぐにアウトプットできる環境に身を置いている。

しかし非英語圏の場合、そもそも「言葉の壁」が存在することで、スムースに情報が伝播せず、間違った解釈や理解がまかり通ることが多々見受けられた。

僕が最終的にバリスタハッスルをやろうと思った理由は、この「言葉の壁」を取り除き、スペシャルティコーヒーの最先端の情報を「タイムリー」にお届けすることが日本のスペシャルティコーヒーに携わるバリスタにとって重要だと感じたからだった。

そしてバリスタはとにかく忙しいので、貴重な休日を潰してセミナーに参加してもらうのではなく、オンラインでいつでもどこでも好きな時間に学べるオンラインコースに価値があると考えたオンラインだからこそ適切な価格で良質なコンテンツをお届けできる。

そのバリスタハッスルの新コース「品質管理 〜生豆・焙煎・抽出の評価方法〜」が先週公開された。

品質管理は僕の専門領域でもあるので、ここに関してはまた別途noteにまとめようと思っているが、品質管理の手法を知っていると知らないのでは品質に雲泥の差が生まれる。その品質管理の手法を体型的にまとめているのが、このオンラインコースだ。バイヤー、ロースター、バリスタ、全ての職種に必要な知識と技術なのでぜひお試し頂きたい。

コーヒーの深淵を旅することが、コーヒープロフェッショナルとしての喜びだと思う。学びを深めて自分にしか編集できないコーヒーを作り上げよう。

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