お着物散財日記　2 　リサイクル

リサイクル着物。私が着物を着始めた当時は考えても見なかった選択肢が今はありますね。昔はおばあちゃん、お母さんや親戚のおばさん達からのお下がりが来るのが関の山でしたが、今や全国の見知らぬ着物好きのおばさま達からお下がりを格安で譲っていただける時代です。これはお着物Loveでは無かったお母様をお持ちの皆様には大変な朗報ですね。

着物人口は減るばかり、今まで箪笥の中にしまっていた人達も高齢化もありもう着ない、と雪崩のように断捨離。更には遺品の整理などで大量のお着物がリサイクル市場に雪崩れ込んでおり、これからお着物にチャレンジしたい皆さんもこれを上手く活用されると破格で気に入ったものが見つかるはずです。

ここで僭越ながらアドバイス。リサイクルお着物を購入する際の心得です。

すでにお着物の知識が十分にあり、品物を見分ける力がある方は好きなものを選ばれれば良いと思いますが、これからの方

① 自分の着物寸法を知る。

リサイクル着物に手を出す前に無地でもなんでも一枚作ってきちんと寸法を測ってもらうのがベストです。出来ない場合はネットで仕立て屋さんや採寸サービスをしてくれるところを探して測ってもらいましょう。有償で測ってくれるところがオススメです。タダより高いものない。間違っても知らない着物屋さんやデパートに行かないようにしましょう。一式買わされるのがオチです。

自分の寸法に合ったお着物を選ばないとどんなに柄が気に入っても仕立て直したりしないと綺麗に着れません。却って要らない散財をすることになります。寸法は侮るなかれ、、、です！

② 初めてのリサイクルは実物を手に取れるお店で

何ごとも経験なので着物を見慣れ、実際に触った経験がないと画面だけで質を判断するのは大変難しいです。画面では臭いがあるかどうかもわかりませんからね。見て、気に入って、予算が合う、これが最初失敗しないコツです。私は東京では銀座の青木さん、千駄木あら船さん、銀座灯屋さんなど(他にもたくさん)を覗きに行くのが好きです。リサイクルでも質の良いものを扱っていらっしゃるので安心です。お店の方も知識が豊富で親切です。

リサイクルでの宝探しはいろいろ経験を積んで、散財もしまくってお勉強代を払ってからが醍醐味です。オークションサイトなどでは業者の方もいますので良いものを競り落とすにはやっぱり散財が必要です😆

世の中そんなに甘くなーい❣️

写真の素晴らしい帯は上代70-80万だと思いますが、ほぼ新品を3万円と少しでゲット。どの帯屋さんのものかもだいだい分かっていたので躊躇なく❤️

次回へ続きます