勝手に読まされる・このドラマは受信料で製作されています・南くぅん♥️ 20.9.6
美容院で勝手に店員が選んだ雑誌読まされる問題。
あれ、どーゆーシステムなんでしょうね。雑誌の好みとか一切訊かれたことない。
で、せっかく選んでくれたのを読まないのも悪いので、僕は仕方なく目を通すタイプ。
男だって女性誌読みたい人もいるだろうし、その逆だってあるだろうし、ねぇ。
* * *
先週土曜日の夜11時半、NHKで実写ドラマ『人間椅子』が放送されたのだが、なぜか『夕モリ倶楽部』OPのように、次々と下着姿の女の尻が現れ、さらには主人公の女流作家がスケスケのネグリジェ姿。
避難所に集まっていた住民たちは、さぞや気まずい思いをしただろう。
時々ハメを外す公共放送。
おパンティーの尻が次々と出てきたのは、「人間椅子」に座る女流作家のそれを表現していたらしい。
なぜ下着姿で?
そして、台風情報で次々に番組が飛ばされた中、あえてこの(エロい)ドラマが放送された謎。
* * *
9月6日の夜11時から、BS朝日で『南くんの恋人』が再放送開始。
理由は不明だが、この枠では、「月曜ドラマ・イン」という、1992~2000年にテレ朝で放送されていたヤング向けドラマが再放送されている。
この『南くんの恋人』は1994年製作で、 高橋由美子&武田真治が両主演。
視聴率的にはまずまずだったがブームとなり、高橋由美子の人気を決定付けた。
僕も、このドラマのファンになった一人。正確に言うと脚本の岡田先生の。
全体的には、同時期に放送されていた『ボクたちのドラマシリーズ』を強く意識したと思われる内容で(実際岡田先生も『ボクドラ』を書いている)、明るいといえば明るいのだが、ヒロインが事故で身長15センチになってしまうため、元の世界に戻れず、南くんの庇護のもと生きなければならないことに。
現実にはありえないわけだが、展開自体は日常ベースで思わず感情移入してしまう。
ちなみに、原作はとてもゴールデンでは放送できないような、陰惨かつ救いようのない展開で、ドラマの後に読んでショックを受けた記憶がある。
まだ見ていない人のために、ネタバレは避けるが、最終回で「えぇぇ……」となった。
その後、二度ほどリメイクされているが、この作品ほどヒットしたとは言えないと思う。
そして、岡田先生も、今や三度朝ドラを書くまでの巨匠となられたわけだが、正直に言って、この時の(ヒットが難しいと思える)『挑戦企画』を手掛けられていた時のほうが好きだったりする。のちに社会現象になったこの枠のドラマ『イグアナの娘』とか。
いま思い返せば、ここらへんまでがドラマが元気だった時代だった――
と昔を懐かしむようになったら、年を取った証拠。
まぁ、自分が「面白い」作品《もの》を提供すればいいのだが、残念ながら読者のみなさまの基準と少々ずれがあるようで……。
いま、『南くんの恋人』初回を観ながらこれを書いているのだが、ところどころにバブル時代の残り香が……。
ま、ヒロインのちよみちゃんは可愛いよね。
ただ、記憶していたよりエッチ成分が多かった。
「だからやだなー、ヴァージンは」
と、恋のライバルにタンカを切られた20数年後――
ヒロインは「理性を欠いた時間を過ごし」たのち、『やすらぎ』で復活。
南くんは「筋肉体操」で復活。
ライバルは
あ゛ー……
人生いろいろ。
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