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ためらいがないわけではないけど 20.10.13
僕は、親類縁者・友人(はいないけど)にカミングアウトはしていない。
たぶん今後もそうだと思う。
そうなると、当然結婚問題が人生に絡んでくるが、
妻子を養うどころではない、自分の生き方すらままならないどうしようもない男
を演じ
演じ
いや、演じてないです……。
とにかく、そのようなキャラを自己演出し、50歳の現在(今週で51歳)に至っている。
とは言え外部から何もなかったわけではなく、
結婚式場のパンフレット勝手に送付される(20代)
結婚相談所からの勝手なセールス(20~40代)
も何度かあった。
特に、結婚相談所からの電話は、プライバシーにずかずか踏み込んだ内容が多く、電話で喧嘩腰になることも多数。「自分、男が好きなんで、男紹介してくれませんかね」と喉元まで出そうになった。
言わなかったのは、向こうが個人情報を得ているため、万が一のことを考えて。
50代になった今では、さすがにその両方からのセールスはぴたりと止んでいる。
カミングアウトしていない以上、もちろん気を遣うことも多い。
人前でオネエ言葉は使わない
地元にゲイショップがあったとしても行かない(田舎なのでそもそも無いが)
「駄目な自分」をキープし続ける……?(※個人の手段です)
たぶん、少なくとも親が天に召されるまで、それは続けていくだろう。
その生き方にためらいがないかと問われれば、答えられないとは思うが。
以前ツイッターでカミングアウトに関するアンケートを取ったことがあるが、僕と同じように隠し続ける人が60%。
なかなかにカミングアウトの壁は高い。(個人差あり)
数年前から、こちら向けのマッチングアプリをやっているが、ユーザーの自己紹介で、よく見かける文章がある。
「顔を出さない(わからない)人とは絡めません」
目的が目的なので、まあ理解ができなくもないが、
「正々堂々と顔を出している方」
「顔を出さない卑怯者」
とまでなると、大いに首を傾げたくなる。
カミングアウトに、自分を偽らない的な爽快さ・清新さを感じるのは個人の自由だが、カミングアウトしないことがその対極にあるわけではない。
100人いれば100通りの生き方があるのと同じで、どちらが正解とかカッコいいとか言えるものではないと思う。
――が、もっとも自分をわかってもらいたい人に事実を告げられないのは、確かに心苦しくもある。
「私は男である」
「私は女である」
とわざわざ「カミングアウト」しないのと同様、あえて自分のセクシュアリティを口に出さずとも生きやすくなれば、それに越したことはない。
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