毎週が「温泉回」　19.12.19

BSテレ東で放送されていた『サ道』が最終回を迎えた。

もちろん、地上波ではすでに放送を終えているので、何をいまさら、とお思いの方も多いだろうが、

こちとら田舎暮らしである。

テレ東どころか、テレビのチャンネルなんて、都会に比べてグッと少ないのである。


なので、ある意味BSで地上波のドラマを時間差で再放送してくれるテレ東グループはありがたいと言えばありがたい。


さて、『サ道』だが、サウナを舞台にしている以上当たり前なのだけど、毎週「温泉回」で、その意味でも楽しめた。
たとえば一般男性が、女湯が舞台のガールズトークを見る感覚に近いのかもしれない。

主役の泰造氏に多少の不満はあるが、まぁ、脱ぎっぷりの良さは認めよう。

個人的には、ドラマには「ストーリー（何らかの事件が起こる）」が必要と考えているのだが、このドラマは、多少サラリーマンの悲哀などの味付けもされているが、大半が泰造氏の入浴シーンとモノローグで占められ、ストーリーはほぼ無いと言っていい。

主人公が探し続けていた「蒸しＺ」との再会も、特別ドラマチックということもなく、あっけなく最終回を迎えた。


それでも、テレ東お得意の、旅番組とドラマを融合させたような内容は、自分もサウナに入っているようで、毎週癒やされていた。



同局の『きのう何食べた？』と同様、続編を期待する。



「おっさんの裸やイチャイチャなんて見たくない」という人も多いだろうが、

あなたにとっては不要なものが、
誰かにとっての宝物

なんてのは、ざらにあることなのだ。

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