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#38 運動不足のせいで髪を切りに行けない(230619)
どうも。前髪が伸びてきて鬱陶しいです。ひだりです。
この「前髪鬱陶しい問題」に対し、自宅においては、元交際相手が置いていったくちばしクリップを使うというサイコ的手法を採用することによって一応の解決を見ています。ありがとう元交際相手。
そんな僕の奇行なんかより、サービス業(接客業)に携わる方ってすごいですよね。
僕がお世話になっている人だと、美容師さんとか、整骨院の先生とか。
キャバクラやガールズバーやそういうお店にはまだ行ったことがないんですよね。まだね。
何十人、何百人ものお客さんを相手にしているはずなのに、僕のようにたまにしか来ない客のことまでちゃんと覚えていてくれるんですよ。すごくないですか?
あるいはそういう見た目のお財布だと思えば簡単に記憶できたりするものなんすかね?
お客のことを覚えているだけでも十分すごいのに、その人とこれまでにどんな会話を交わしたかまで覚えているんですよ。どういう脳みそしてんですか。
僕も記憶力には自信がある方ですけど、接客業に携わっている方には絶対に敵いません。
まあ、顧客データを蓄積できるような仕組みがあって、そこにメモみたいに残して見返せるようになっているところもあるんでしょうけど、それでも1日に何人ものお客さんを相手にするわけですから、やっぱりすごいですよね。
それとはまた別のところに、ヘアカットなり指圧なりの「お仕事のメイン」があるというのも、また驚きです。
僕だったらトークの方に気を回し過ぎて気付いたらお客さんの髪型がタラちゃんみたいになっていた、なんてことが平気で起こりそうです。
そんなときはもう少し思い切ってカツオにしちゃいますね。
僕が通っている美容院のお兄さんも、僕と話したことを覚えてくれているんですよ。
それで、毎回気を利かせて話を振ってくれるんです。
「最近はジム行ったり何か運動されてますか?」って。
その時の僕の頭の中はこんな感じです。
「あー、やっぱその話題振ってくる?」
「いやしてないのよ。してないのよ運動。見たら分からない? 1ミリもしてないのよ」
「どうにかしてその情報だけ記憶から消せない?」
確かに以前、ジムに行って走ったり、運動したりしているっていう話をしたんですよ。でもここ最近、数カ月の間はどうも運動不足の黄金期に突入しているらしく、ジムにも全然行ってないんです。歩行運動すら必要最低限。
嘘を吐くわけにもいかないので、僕はそう聞かれる度にこう答えるわけです。
「最っ近はそうですねー…あぁんまり行けてないですねぇ。っでも行こうとは思ってるんすけどねー」
そう言われたらもう、お兄さんとしても話の広げようがないんでしょうね、「へえーそうなんですかーえへへ」っつって良い感じにその話題を葬り去るんすよ。
このやり取りがそうですね、もう3、4回はありましたかね。
僕としてはいっそのこと「いやお前、前回もそんなこと言ってたじゃねえか!」ってつっこんで来て欲しいんですよ。斬りに来て欲しいんです。とどめを刺してほしいんです。
でもお兄さんからしたら、お客さんの僕にそんなこと言えるわけないじゃないですか。
お客さんのことや会話の内容を覚えてはいても、その人の感覚までをも把握するのはまた別の話じゃないですか。もう一段階上の話になると思うんですよ。把握できたらそれはもう友人以上の関係ですよね。
だから、どんな言葉やイジりやツッコミがその人の逆鱗に触れるか分からない以上、美容師のお兄さんとしては無闇に仕掛けに行かない方が安全なんですよね。
だからこその「へえーそうなんですかーえへへ」なわけですよね。
いや分かりますよ。美容師のお兄さんの立場もよく分かります。
今こうして分析しておしゃクそのネタにしているくらいですからそのへんのお客さんよりはよく分かっているつもりです。
でもね、それでもやはり、お兄さんには一言だけ言わせてもらいたい。
「いや早よう斬れぇ! 流すなァ!」(CV:ノブ)
というわけで、お兄さんに「へえーそうなんですかーえへへ」と言わしめたくないのと、その後の微妙に気まずい空気感を味わわせたくない/味わいたくないがために、運動不足を解消するまでは髪を切りに行けません。
したがって、元交際相手が置いていったくちばしクリップにはしばらくの間、お世話になることでしょう。ありがとう元交際相手。
KIMONOS 『Sports Men』
(動画は元祖の方。)