児童養護施設職員になるあなたへ
…とちょっと大層なタイトルになってしまいましたが。
児童養護施設職員として働いて2年目がスタートしました、あいかです。
去年の今頃は研修を受けた後なんやかんや4月1日より担当を持って
いたので息をつく間もなく新年度のあれやこれやを行っていました。
1年児童養護施設職員として働いてみて。
目まぐるしい日々、1日として同じ日はなく
子どもたちの成長はこちらが思うよりも早く
楽しいこと:つらいこと=7:3 くらいかな。
私が働いてみて、新任職員が知っておくと良いこと、
こんなことを考えてたら良いかも みたいなことを
自分の備忘録的につらつらと書いてみます。
①自分で自分の機嫌を取れるようになること
一番初めに書いたことでもわかるように、これがとっても必要なスキルだと
感じている。当たり前かもしれないけど、今までの3倍くらいを想像して
おいた方がいい。感情労働と呼ばれるように、子どもたちと心と心でぶつか
る、宿直業務や不規則なシフト制で体もやられる。心を癒す方法も体を癒す
方法もたくさん知っておいた方が良い。女性なら、生理の時はものすごくし
んどい。自分をたくさん甘やかそう、これでもかというくらい。
そして機嫌を一定に保てることは、子どもたちへの良い養育に絶対に繋がる。
自分が満たされないと子どもに感情的になってしまうよ。
②切り替えスイッチ(境界線)を持つこと
①にも繋がるけれど、真面目で感情移入しやすいタイプの人ほど陥っちゃう。
「プライベートでも仕事のことを考える。」
好きな仕事だったら、大丈夫
なんて思うこともあるかもしれないけど、きっと後からしんどくなる。
…といいつつ私も今日の朝は担当の子の夢で目が覚めました。
施設で働いている自分とプライベートの自分は分けた方が長く続くと思う。
子どもとの境界線も、プライベートを出すことも信頼関係を作る上で必要
なこともあるけど、全てを出す必要はないし、曖昧さも大事。
③子どもたちの行動から過去を考えること
子どもたちの行動から、傷ついたり、悲しくなったりすることってたぶん
あると思う。
でも、子どもたちが見てほしいのは行動じゃなくて、その先の本心で
あったりする。伝えたいことと逆の行動をしちゃったり、傷つけたくない
のに傷つける行動しかできなかったり。
虐待による後遺症・トラウマや発達障害のことについて学ぶと見えてくることが多いと思う。私もまだまだだけど。
とりあえず、行動だけを見て判断せず、傷つかなくても良いということ
を知っておくと気持ちが楽になるかなと思う。
④自分の感情パターンを知ること
だいたい3つまでが良いなんていうけど、外せないことなので4つ目。
色々重なって冬の時期に鬱々としていた私に、心理士さんが教えてく
れたこと。
業務量はすぐには変わんないから、できるだけ働きやすくなるように
と。
自分がどんな状況の時に何を考えどんな感情になりどんな行動をとる
のか。
状況→認知(考えたこと)→感情→行動
の順にノートに書きだしてみるとパターンが分かってくる。
私は自分の感情を抑える癖があって、追いつめられると泣くっていう
行動に表れがち。
たくさん考えるけど、助けを求めるのが苦手。
コミュニケーションは表面上上手く距離を取ることはできるけど
依存的な自分を自覚しているから、本当に好きな人には近づきすぎ
ないように自制している…とかなんとか。
最後のは恋愛パターンらしいけど、(笑)
子どもに投影しちゃうこともあるかもしれないから向き合った方が
良いって言われたやつ。
ここまで書いてみて、この仕事はとても奥が深いし、自分自身と向き合う
ことが結構重要だし、、、、、 疲れるよ。
でも、まぁ、すきだなぁとしみじみ思います。
2年目も楽しく過ごせますように☺
ここまで読んでくださってありがとうございました☺ あいか
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