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自己肯定感と自信
自己肯定感ということばをよく聞きます。でもこれ、定義が人によってさまざま。
自信とごっちゃになっている感じがするけれど、ぼくのなかでは使い分けています。
自信は何かをやって「できた!」という感覚を持てたときにつくもの。
だから、自信をつけてほしかったら、いきなり難しい課題に挑戦するのでなく、ちょっとがんばればできることからやっていき、小さな成功体験を積み上げていけばいい。
でも、自信はできなかったときに少しずつ失う。ポキッと折れてしまうことも。これが自信をなくす、失う。
こうならないように最初はフォローが必要かもしれません。
それでも、だんだんと自分でコントロールできるようになるものです。
できなかったのは課題が難しすぎたから。できることからやっていけばいいと思えるようになる。
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一方、自己肯定感はできてもできなくても、途中で挫折しても、自分という存在を否定しないでいられる感覚。
ぼくはまず自己肯定感が大事だと思っています。これがないと、何かにチャレンジしようという気になれない。
「どうせぼくなんて…」「私なんて…」では難しい。
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子どもが全然勉強しなかったり、スマホをいじって夜更かししたり、生意気な口をきいたりすると、親はイライラするものです。
そしてつい自己肯定感を傷つけるようなことを言ったり、態度で示したりしてしまうことも。
勉強は勉強。存在自体は否定しない、認める、受け入れる。「まあ、生きてるだけでいいかあ」と太っ腹でいきたいものです。
今回は自己肯定感と自信についてでした。
自己肯定感が土台にあって、何かにチャレンジしようと思える。そして、少しずつできることが増えて自信をつけていく。うまく行かなくて自信を失うことがあっても、自己肯定感があればまたがんばれる、ということでした。
ここで親の果たす役割は大きいと思います。特に自己肯定感を傷つけないように注意したいものです。