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体育座りを見直す動きが出てきた
先日、NHKで「体育座り」を見直す学校が出てきたという特集をやっていました。
お父さん、お母さんも経験あると思いますが、学校の集会で座っていいよとなると、体育座りでしたよね。
でも、この姿勢で長時間話を聞くのは結構つらい。
ぼくは陸上部だったのですが、練習で腰を痛めたときに体育座りをするのはすごくきつかった。
実際、番組でも腰によくないと話されていました。
もちろん、短時間なら問題ないと思います。でも、学校の集会は結構長いので、そもそもどんな姿勢でいたとしても、同じ姿勢はきつい。
海外は姿勢は自由で、なんなら立って聞いてもいい国もあるそうです。
体育座りで統一、何とも日本らしい。
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番組ではある体育の先生が自分の授業のときに生徒に自由に座ってもらったそうです。
そうするといろいろな姿勢を取る生徒がいたのですが、変わったのは集中力。
好きな座り方でいいし、姿勢を変えることもできる。楽なので先生の話を聞けるようになった。
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おそらく以前は(戦前?)生徒をお行儀よく管理するために導入されたのだと思います。
でも、時代も変わったし、腰にあまり良くないということもわかってきた。
であれば、今は変える時期なのでは?と思いました。
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これに対して番組では文部科学省に取材をしています。
役所では体育座りを強制することはなく、あくまでひとつの事例として紹介しているだけで(教師用の体育の手引きに書いてある)、体育座りの扱いは現場の先生にお任せしているとのことでした。
これを聞いて「日本らしいなあ」と思いました。
今、コロナが少しずつ落ち着いてきて、マスクをどうするか?議論になっています。
夏は熱中症のリスクがあるからいいのでは?屋外で2m以上離れていればいいとか、いろいろ言われます。
でも、政府がはっきりした方針を示さないと、みんな「取りあえずマスクしておこうか」となってしまっています。
文部科学省が先ほどの手引きに、体育座りだけでなく、いくつかの座り方を同列に紹介して、自由に姿勢を変えてもいいくらいに書かないと変わらないのでは?と思いました。
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今回は体育座りについて感じたことを書きました。
ぼくはお話したように腰痛のことから体育座りにはネガティブなイメージがあったので興味深くこの特集を見ました。
もっというと、学校のいすは固いので、座布団くらい自由に使わせてよという感じです。
でも、こういう動きが出てきたことはいいことだなと思いました。
運動中に水を飲んじゃいけないというのもすっかり変わりました(今は飲まないとダメに)
体育座りも数年後には変わるかも。