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やる気を出すには難易度と量のバランスが大事
人は、やろうとしていることの難易度と量がちょうどいいとやる気が出るものです。
難しすぎてもダメ、逆に簡単すぎてもつまらない。
量が多すぎると途中でめげてしまうし(そもそも手をつける気にならないかも)、少なすぎても物足りない。
100マス計算がいいといっても、ずっとやっていたら飽きてしまいますよね。
勉強のウォーミングアップに1分やる程度がちょうどいい。
●学校の授業が自分にあっていない場合の対処法
学校や集団授業の塾はこのバランスが取れていないことが多いです。全員に合せることはできませんから。
こんなとき、簡単すぎる、少なすぎるという人は、さっさとやって自分の勉強をすればいいけれど、難しすぎる、量が多すぎるという場合は困ったことになります。
特に宿題のように提出する必要があるものは。
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よくあるのは、少し難しいけれど、時間をかければ何とかできるという場合。宿題の量が多すぎるとめげてしまいます。
このペースでは終わらないと感じると、人はやる気が一気に下がります。
ぼくだったら、できるだけがんばることが前提ですけど、やれるところまでやって、終わらなかったところは答えを写して提出します。
(大人になった今だからこう思えるだけで、中高生はなかなか、こうは割り切れないかも。そして悩んだり不安になったりしてしまう)
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また、難しすぎて歯が立たない場合は、何ともできません。
勉強する内容はつながっているので、一度わからなくなると、どこから手をつけたらいいかわからなくて放置しまうことがあります。
ぼくが家庭教師をするときは、できるところまでやって、難しすぎるところは答えを写して提出してもらうことにしています。
無理やり説明しても時間がかかりますし、結果的に理解もできないので。
「そんな甘いことでは…」と思いがちですが、できないものはできないです。
難しい問題にチャレンジするには、まずは基本問題を理解して、問題演習を繰り返しやって染み込ませる必要があります。
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今回は、やる気を出すには難易度と量のバランスが大事というお話でした。
自分にあった難易度と量で勉強していくと、充実感を持って勉強できます。
勉強って本来、こうやって楽しくやるものだと思います。
ただ、学校という集団で勉強する場合、仕方がない面もあります。だから、割り切って対処していけばいいんだと思います。
その代わりわからないところは、自分で基礎から扱っている問題集をしたり、塾や家庭教師などのサポートを受けてやっていけばいいんだと思います。
授業についていけてないとか、平均点が取れないとか、余分なことは考えないで(なかなか難しいけれどできるだけ)、自分のできることをやっていきましょう。