何かと話題のPR会社社長だが、刑事告発の根拠とされたnoteの文章は自白にあたるのか、公選法違反の証拠といえる当事者でなければ知り得ないものなのか、ふと「あの程度のコンテンツ(項目だけの文章)ならAIにだって書けるぞ」と思ったが、果たしてどうなのか。
試してみたところ……個人の感想だが、既視感すらあり差はみられなかった。
わたしは、このAIを刑事告発すべきだろうか?
AIからの成果報告
AIへの命令文は「シチュエーションを与えて報告させる形」にした。
おそらくは居ただろう他のスタッフとの差別化が図れると考えたからだ。
驚愕だった、ここだけでちょっと感動した。
あのPR会社の社長の『成果』と同じだったからだよ。ChatGPTはリアルタイムの情報を持っていないが、アメリカではすでに数十年も前から、こうした分野のノウハウ本が出回っている。かねてから
アドバイス(アイデア)により対価を得る仕事は、AIにとって代わられる
と言われてきた。これは偶然ではないだろう。
・生産性が乏しい
・知的活動とはいえない
どちらにも等しく当てはまる仕事だ、近々、AIに奪われる職業だな。
わたしが弁護士やら大学教授だったなら、この記事で今日から自称PR会社社長だと主張されたとしても、誰も疑わないのじゃないか。
ネットに書かれたものを『自白』とするには、より具体的な事柄を聞いてみるしかないのだが、もうわたしには自信がなくなっていた。
はたしてどれだけの作業量をかけたのか
当事者にしか知り得ない事柄には具体的な『作業量』がある。体験からくる実感がなければ書けない情報だからだ。そこで第二の質問をする。
後から考えてみると「10万票の大差をつけて」との情報から、選挙の規模を類推して、作業量を見積もることができていたのだろう。注目すべきところは作業量が幅のある表現になったことだ。コンサル経験がある者にしては現実感が乏しいと感じる。
勉強になる。現実感は乏しくとも話は具体的だった。
全体で1,200時間、1日8時間延べ150日ならスタッフと1ヶ月半でこなす量だ。エンジニアの見積もりならおよそ8人月で、これを715,000円で受けたのなら社員の時給は最低賃金を下回る300円ほどだろう。事務所は労基から処分を受ける。
専門職としてボランティアと語ったことは間違いとはいえない。だが、それを「選挙ボランティア」などともいわない。
もしわたしが告発するのであれば、これとは別の対価を受け取った証拠を示すことが大事になってくるのだろう。
そこで監督者としての経験を問う形で、第三の質問をする。
既視感しかないのであらためていうが、これは削除されたnoteの記事などではない。いくらでもネットで転がっている数年前の記事からAIが導きだしたものだよ。商売になると思ったなら、マルっと暗記するような内容だった。
SNS対応はひとりでやっていたことがわかる。それを可能にするのが、複数のアカウント投稿をコントロールするHootsuite、BufferなどといったSNSツールなのはすでに小学生でも知っている。◯◯キンがつかったことで有名になったYou Tuberのマストアイテムじゃないですか。
このAIを刑事告発すべきだろうか?
これが証拠とはいえないはずだ。むしろ、証拠能力などカケラもない。やろうと思えば小学生さえ身近に感じ書ける内容だったことがわかった。
自身の能力を過大評価する為、プロジェクトでの立ち位置を再確認する為に書くコンテンツ(項目だけの文章)とは、具体的にどういったものかがわかっただろう。昭和なわたしには天変地異でしかないのだがね……
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