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続・「頑張れ」という言葉のトリセツ

こんにちは♪

今回は前回の記事の続きです。


「頑張れ」という言葉は、ポジティブに作用する時と、ネガティブに作用する時があります。

前回は、「頑張ることが目的になっている人に、頑張れというのはやめよう」というお話をしました。頑張ることが目的の方に「頑張れ」といってしまうと、その人を追い詰めてしまう可能性があります。これは、言葉がネガティブに作用するケースです。

今回はその反対、ポジティブに作用するケースについて語ります。


「頑張る」という言葉の由来

そもそも、この「頑張る」という言葉。

所説ありますが、「眼張る」「我を張る」が語源だといわれることが多いようです。

周囲を見張る、我を貫き通す。

「頑張る」という言葉には、もともと「耐え忍んで努力する」という意味合いはなかったのですね。

時代の移り変わりと共に、言葉の意味合いや使われ方が変化することはよくあります。

この「頑張る」という言葉も、一度「耐えて努力する」という意味合いに変わったものの、また使われ方が変化してきているのかもしれません。

令和の現代では「頑張らなくていいんだよ」「頑張り過ぎちゃダメだよ」と言われることがずいぶん多くなりました。

頑張るという言葉を、ネガティブにとらえる人が増えてきたのでしょう。

肩肘張らず、無理をせず、自分を追い込むのをやめると、生きやすくなる。

働き方改革しかり、「ガムシャラに」とか「耐えて我慢して」というのは、少し古い考え方になってきたみたいです。


エールを送りたいときは、「頑張れ」っていっていいんだよ

では、現代では、どんな時に「頑張れ」を使って良いのでしょうか。

結論としては、「誰かにエールを送りたいとき」は「頑張れ!」って言って大丈夫です。

相手にダメ出しをするときに「頑張れ」っていったり、頑張っている人を追い込むために「もっと頑張れよ」というのはNG。

ですが、「あなたなら絶対できるから大丈夫。頑張って!」とか、「いけるよ!勝てるよ!頑張れ!」という声援を送るのはOK。

コンサートやライブなどで、アーティストが感極まって歌えなくなった時、観客席から自然と「頑張れー!」って声が沸き上がる。

スポーツ観戦の場で、「いけるぞ!よし!頑張れ!」って声がどこからともなく聞こえてくる。

こういう「頑張れ」は、人を追い込む言葉ではなく、誰かの背中を押す言葉になります。

優しい人は、考えすぎて、「応援したいけど、頑張れって言わないほうがいいのかな…」って悩んじゃうこともあると思うんです。

でも、応援されることって、ほとんどの人にとっては嬉しいこと。

ためらわないで、「頑張れー!」って応援してあげてください。

「頑張れ」という言葉に抵抗があるなら、「応援しているよ」に置き換えてもOKです。

くり返しになりますが、人を追い込んだり、ダメ出しに使うのはネガティブな「頑張れ」の使い方になります。

ポジティブに使えば、「頑張れ」はたった4文字で誰かを励ますことができる、素敵な言葉。

ネガティブに使えば、誰かを追い詰める強い言葉になります。

どう伝えるか、どう使うかはあなた次第。

ぜひ、「頑張れ」をポジティブな言葉として活用してみてください。

最後までお読みいただきありがとうございました🌸

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