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[二十四節気:処暑]夏の終わりのラッサム

二十四節気カレー:処暑

二十四節気「処暑」

2024/8/22〜9/6「処暑」

地球暦が示す処暑

今年は暑い。とにかく暑い。
そんなことを思いながら過ごしてきましたが、飛騨スパ研の暮らす飛騨古川では一昨日くらいから涼しい風を感じるようになりました。
随分前から朝晩はやはり都会にくらべたら涼しいのですが、涼しさの様相が変わってきたのはここ数日。
昼間でも一筋、襟足をすっとかすめていく涼しい風が感じられます。
アイスコーヒーやアイスチャイなど冷たい飲み物が主体だったのが、朝晩はホットを楽しめるようになってきたのも含めて、

あ〜夏が終わっていくなぁ…

という感覚。

まさに暑さが収まる時期「処暑」。
昔に比べたら収まり度合いが多少違うのかもしれませんが、気がつけば虫の音にも田んぼの稲穂にも、それを感じることが出来ます。

そんな中、楽しみにしていた野菜たちが届きました!

SOYA UNEHATA 8月の季節の定期便届く

SOYA UNEHATA 季節の定期便

実は処暑に作るカレーはもうずいぶん前に決めていたのです。
ちょうど昨夜、NHKでオンエアされた「激突めしあがれ〜自作カレーの極み」でもチラッとご紹介いただいていたのですが、飛騨スパ研も所属する「飛騨カレー部」というコミュニテイがあって、7月の活動の際に部長が作ってきたラッサムがとっても夏だったので、コレは夏の内に作りたい!できればSOYA UNEHATAの野菜が来るのを待って、その野菜たっぷりのラッサムを作りたい!と思っていたのです。

ラッサムとは

ラッサム

ラッサムは、南インドで日常的に飲まれているスープのひとつ。トマト、独特のさわやかな酸味を持つタマリンドなどを黒胡椒やニンニクやヒングで味付けして煮たもので、辛味と酸味が強いのが特徴である。タミル語でジュースを意味する。 ミールスの形で供されることが多い。飯にかけたり、ティファンと共に口にする。

wikipedia

”日常的”っていう記述があるくらい、同じ南インドのサンバルのような味噌汁感(おふくろの味感)があって、ササッと作れてズルっと食べる。
作ってみて思うのは、なんていうのかな…こういう土着感や普段着で着飾らない感じ…そうそう、シンプルさだ!この狙ったシンプルさじゃないシンプル感がとても好きです。

器も色々考えたのですが、無駄なくシンプルにしっくり収まるのはこのハンディだけでした。

というわけで、今回は待望の…というか念願の「ラッサム」を、なんとSOYA UNEHATAの自然栽培野菜で作る!という贅沢!
シンプルに近づくほどに贅沢さを感じる…そんな「処暑」のラッサムです。

【夏の終わりのラッサム】

夏の終わりのラッサム
パクチーが売り切れていたので畑に生えている山椒の葉を乗せてほんのりと香り付けしました。

この夏のテーマは「南インドカレー」を学ぶことでした。
ここを知らずにはローカライズも出来ない…かといって現地に行く余裕もない。いっその事スパイスカレーの駅前留学でもあったら良いのに…なんて風呂に入りながら考えたりもしましたが、幸いにも飛騨には「飛騨カレー部」があって知見や様々な角度からの考察が共有できるし、レシピ本やネットサーフィン留学したりインド食材店や料理店に行って話を聞いたりして、実際に作ってみるの繰り返し。
(その究極の形が昨夜の「激突めしあがれ」にエントリーされていた方々何でしょうね。すごいですね。レベルが違いすぎ。)

そんなふうにして色々南インドのカレーを作ってきましたが、このラッサムやサンバルに南インド料理の本質のようなものを感じています。

というわけで、二十四節気カレー「処暑」のカレーは
SOYA UNEHATAの野菜をふんだんに使ったラッサム!
夏も終わりが近づき野菜も味わい深くなってきました。そんな野菜のうま味を感じられる、酸味とピリッとした辛味が爽快な「夏の終わりのラッサム」です。今回は普通の家庭にはなかなかない「タマリンド」を日本の「梅干し」で代用して作るレシピです。
是非チャレンジしてみてください。

昼間暑すぎて食欲もわかない…なんてときは、このラッサムを冷やして、日本の冷や汁のようにご飯にかけて食べると、不思議と美味しく食べられますので、コチラもぜひ!

野菜がとにかく美味しい

【レシピ】

材料 ー4人分ー 

A ブラックペッパー(ホール) 小さじ1
A クミンシード 小さじ1

□キマメ(トゥールダール) 100g
□水 700cc
□青唐辛子 2本
 ※今回は飛騨長尾農園のアジメコショウを1本
  →普通の青唐辛子2本分くらいの長さだったので)
□にんにく 2かけ
□トマト 1個
 ※今回はSOYA UNEHATAのミニトマトを10個くらい。
□梅干し 2個
 ※しっとり系の梅干しを、種を取って叩いてペースト状にして使用

□基本のカレーパウダー”マイルド” 大さじ1
□カイエンペッパー 小さじ1/2

□万願寺唐辛子 2本
□鈴ピーマン 3個(なくてもOK)
□ナス 1本
□きゅうり 1本
□塩 小さじ2

□パクチーなど香菜
 ※今回は山椒の葉を使用

‐テンパリング‐
B マスタードシード 小さじ1/2
B フェヌグリークシード 小さじ1/2
B カレーリーフ 10枚くらい
B 赤唐辛子 2本
□ココナッツオイル 大さじ3(なければ米油でもOK)
 ※ココナッツ風味が増します

【作り方】
□下準備
・Aのホールスパイスはフライパンで乾煎りして粗く潰しておく
 →ウチはスパイスミルにかけて粗めにしました。
  ビニール袋に入れて叩いて潰してもよいです。
・キマメは圧力鍋で10分、煮崩れてとろみが出るくらいにしておく。
・にんにくは潰して粗めのみじん切りにしておく。
・青唐辛子は小口切りにしておく。
・梅干しは種を取って叩いてペースト状にしておく。
・万願寺唐辛子・ナス・鈴ピーマン・トマト・きゅうりはヘタを切り落として乱切りにしておく。

1.鍋に水、乾煎りして潰したA、にんにく、青唐辛子、トマト、万願寺唐辛子、ナス、鈴ピーマン、きゅうりを入れて火にかける。
2.1にペーストにした梅干し、塩、パウダースパイス(基本のカレーパウダーとカイエンペッパー)を加え、沸騰したら弱火にしフタをして10分ほど煮る。
3.2に煮崩れてペーストになった状態のキマメを入れ、混ぜ合わせる。
4.フライパンにココナッツオイル(なければ植物油)を入れ、Bのスパイスをテンパリングする。
※マスタードシードとフェヌグリークシードを入れパチパチと弾けてきたらフタをして、おさまったら残りのスパイスを加える。
スパイスが色づき香りが出たら3に加え、弱火にかけたまま混ぜてなじませる。
5.塩で味を整えてお好みで香菜を加えて出来上がり。

基本のカレーパウダー”マイルド”はコチラからご購入いただけます。


今回は昼に食べたビリヤニの残りと合わせて食べました!
美味かった〜

とうもこしと枝豆のビリヤニに夏の終わりのラッサム

あと先日とても暑かった日の昼食は冷やしラッサムうどんでした。
これは気温が高い日は最高!

冷やしラッサムうどん:別名「冷やし印度」


皆さん、ぜひチャレンジしてみてください〜

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