24/1/5(金)論じられている、歴史の問題。
教卓前。神谷先生と本多くん。
本多 先生、一つ質問いいですか?
先生 はい、どうぞ
本多 昔話ってするじゃないですか?
先生 するな、うん
本多 その話って、一方的な記憶で、ディテールが相手と違かったりしませんか?
先生 ん?
本多 例えばですよ
先生 なんだ
本多 小学校の頃、遠足に行ったんですけど、高橋くんがバス酔いしちゃって
先生 高橋くん
本多 はい、高橋くんて友達が、バス酔いして、吐いちゃったんですよ
先生 そうなのか
本多 はい。で、それをさすってくれたの、若い女性のバスガイドさんだと僕は思ってるんですが、高畑先生って言う人もいるんです
先生 高畑先生?
本多 はい、これって、真相は闇の中じゃないですか?
先生 闇の中だな
本多 だとすると、これの正解も、本当は織田信長じゃない可能性もありますよね?
・本多くんの歴史の答案用紙。バツが付いている。
先生 そうかもな
本多 未だ論じられている問題を、問題とするって、そもそも不適切な問題なんじゃないでしょうか?
先生 …そうかもな
本多 ですよね!じゃあこの解答も…
先生 本多
本多 はい
先生 お前の解答は、確実に間違っているよ
本多 何でそう言い切れるんですか?
先生 だってお前、この人、スケート選手だろ?
・解答欄に、「織田信成」と書かれている。
本多 …ダメですか?
先生 ダメだろ、子孫だろ