自分のスタンスで洋裁と洋服と向き合う。
最近はお直しとか、リメイクなどのお仕事でとても感謝されることがあり、
誰かの役に立つという点ではお直しやリメイクという仕事に的を絞って取り組んだ方がよいのかと思ったりすることもしばしばです。
普段通常クラスで生徒さんが一人しかいらっしゃらない時は
私も何か作るようにしています。
昨日の教室も空席がありましたので、生徒さんの隣で娘のランチバックの
お直しをしました。
ファスナーのひ引き手が取れてしまったので、ファスナーの交換をしました。アトリエにある有り合わせのファスナーを使いましたが、そんなこともなんだか心地よく感じました。
このランチバックは娘が小学校の低学年の頃によく着ていたお気に入りだったパンツをリメイクして作りました。その娘は今大学生です。パンツの時のダメージと、バッグになってからの経年劣化で結構味のあるバッグになっています。お気に入りだからまだ使いたいということでお直ししました。長く大切に使ってくれて嬉しい限りです。
最近私はどうして私は洋裁を続けているんだろう。私にとって仕事とは、働くとは何だろう。ということを深く考えるようになりました。
なかなか伝えるために言葉で表現するのは難しく、考えてばかりでしたが、
長きに渡って洋裁をしてきて今ようやくです、なぜ私は洋裁をしていたいのか。それは何のためなのか。が、まとまってきたような気がしています。
ファイナルステージが見えてきそうなんです。(つづく)