場所を営む/社会を変える
日々詩編集室2024年3月15日に刊行した最新刊。
『場所を営む/社会を変える』
千葉幕張の本屋lighthouse関口竜平さん、三重県伊勢市の本屋・散策舎加藤優さん、三重県津市の日々詩書肆室村田奈穂の三人が、「書店」という場所をセーファースペースとして作っていくこと、そしてそれを続けていくことについて語り合ったイベントアーカイブと、非公開のアフタートーク、書籍レビュー・あとがきエッセイを収録。
普段、書店に立ち寄るとき、そこで「傷を負う」ことを考えることがあるだろうか。雑誌の見出し、本のタイトル、帯……目に飛びこんでくるそれらに、足がすくみ、立ち尽くしたことは? これを目にして、傷つくだれかの顔が思い浮かんだことは?
この本に収録されているのは、「本を選び/並べる」次のひとへと手渡す場所にいるひとたちの鼎談ですが、その「場所」にたどり着く前に、「本をつくる」という場所にいるわたしは、この「本」が置かれる場所のことをいつも考えます。
そこが、だれかを弾かない場所であってほしいと思うし、そこに置かれるわたしたちの作る本が、誰かを弾く壁になってしまわないように。
本は、HIBIUTA ONLINE SHOPのほか、本屋lighthouseさん、本屋・散策舎さんほか、全国の取引書店様でもご購入いただけます。