[読了]自分とか、ないから。


東洋哲学ってなに?それがこの本を手に取ったきっかけでした。
もともと哲学にはちょこっとだけ興味があり、その類の本を読むも、
うーーーーん、わかるけどわからん!
みたいな身についているようなついていないそうなそんな印象を哲学本には抱いておりました。

そんな印象をこの本によってすこし変えられた気がします。

まず前編を通して、難しい哲学の用語や解釈を作者が現代風に(めっちゃくちゃ噛み砕いて)説明してくれていました。
加えて作者の方の実体験やこういうことだよね?というような理解しやすい解釈が特徴的でした。

本編についてですが、
東洋哲学が知らなくても人生で生きづらいなんてことは無いと思います。
でも東洋哲学を知っていることで、もっと自分を認めることが出来たり、生きるのが楽になったりする、そう思える内容でした。

仏教の始まりの人物ブッタから始まり、現代でも馴染みのある真言宗の空海まで、そこに辿り着くまでの宗教としての道のりや、僧侶の考え方によって宗教の形が変わっていく様が興味深かったです。

自分的に1番印象的であったのは、

[空海の大日如来]
身 同じポーズで
口同じ言葉をつかい
意 同じ心をもつ

三密の考え

小さい頃から何かを真似て成長してきたように、真似ることで成るという考えはとても共感できるものでした。

なりきるこそが自分をつくる=大我

この考えはこれから大事にしていきたいと思える、この本を読んで最も印象に残った言葉でした。

#自分とか、ないから。
#サンクチュアリ出版

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