先輩かっこいい!頑張って 小中連携で矢本一、二中 児童が中総体壮行会参観
石巻地区中学校総合体育大会(中総体)が10日、開幕する。各校では出場選手を激励する壮行式などが行われている。積極的な小中連携を展開する東松島市の矢本第一、矢本第二中学校では学区内の小学6年生を壮行式に招待。来春、中学校に入る児童は先輩のたくましさと勇ましさを間近に感じていた。【外処健一、山口紘史】
矢本一中(平塚輝校長)は校舎隣の市体育館で壮行式を実施。全校生徒464人と保護者に加え、一中学区の矢本東、矢本西、大塩小の6年生約140人が参加した。
ユニホーム姿の選手らは部ごとにメンバー紹介や声出し、円陣などを披露。中にはショートコントで笑いを誘う男子選手もいた。見学していた6年生たちは、中学生の堂々とした様子に憧れの眼差しを向けていた。
生徒会副会長の高橋真子さん(2年)が「各部活動が素晴らしい結果を残せるよう、我々文化部一堂、心から願っています」と激励の言葉を述べた。選手代表あいさつでは女子バレー部の菅野そあさん(3年)が応援への感謝を語り「皆、それぞれの目標を達成できるように頑張ろう」と呼び掛けていた。
一方、矢本二中(黒沼俊郎校長)は校庭で壮行式を開いた。吹奏楽部の演奏に合わせ各部の選手がユニホーム姿で入場。阿部広睦生徒会長が「3年生は最後の中総体。矢二中魂を燃やしましょう」と鼓舞した。
各部は選手紹介やポジション、種目紹介の後、「一人一人の力を出し切る」「地区大会で優勝する」など目標を語り、円陣を組んだ。最後に選手宣誓で鈴木悠真さん(陸上部)、菅原愛来さん(女子ソフトテニス部)が「仲間に感謝し、戦い抜くことを誓う」と述べた。
赤井、赤井南、大曲の3小学校の6年生は校舎の窓から見学。赤井小の亀川田音我さん(11)は「一致団結の力が伝わり、すごいなと思った。来年からはあの場に立てるのを楽しみにしたい」と胸を躍らせていた。