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サツマイモ尽くしの甘い誘惑 | oimoya jack(東松島市赤井)

 焼き芋に大学芋、さらには干し芋、サツマイモのチップス、シェイク、ブリュレまで。東松島市赤井の「oimoya Jack」は、サツマイモ生産者が手掛けるサツマイモ尽くしのテイクアウト店。糖度たっぷりの甘い誘惑で、多くの客の心をジャック(乗っ取る)している。

 オーナーの鈴木貴郎さんはもともと石巻市鹿又のコメ農家。米価下落を受け、サツマイモ生産を始めた。「自分たちで付加価値を高めたい」と、同級生の菊地孝也さん、2つ下の柏宏幸さんと会社を起こし、店を構えた。鈴木さんは「この地域を一大生産地にし、活性化につなげたい」と語る。

サツマイモ農家でもある鈴木さん

 栽培するのは糖度の高い「紅はるか」。焼き芋は100グラム当たり220円の量り売りで、中はねっとりしていて衝撃的な甘さ。皮の食感も良い。焼くのは移動販売も行う柏さん。芋と心を通わせ、その日の気温や湿度に合わせてじっくりと石焼きにする。

サツマイモのスイーツがずらり。オリジナルキャラクターのぬいぐるみも販売

 蜜が絡んだ大学芋は大小あり、特に小サイズのアイスクリーム乗せ(500円)は、思わず笑みがこぼれる至福の味。鈴木さんが〝悪魔の食べ物〟とたとえる焼きいものブリュレ(450円)は、飴の香ばしいパリパリ食感がやみつきになる。

カウンターに商品がずらりと並ぶ

 チップスは80グラム入り(500円)など。塩が利き、酒のつまみにもなる。加工は菊地さんの担当。商品作りに妥協せず、しっかりと天日に当てた干し芋(880円)も人気だ。

 
 

お店情報

oimoya jack
▽住所=東松島市赤井字新川前23-8
▽営業時間=11~18時(焼き芋がなくなり次第終了、最終焼き上がり16時)
▽定休日=水曜日
▽電話=050-8887-2338





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