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日和山の鳥居解体決定 鹿島御児神社 22日に安全祈願祭

 鹿島御児神社の総代会は15日、石巻市の日和山公園内にあり、倒壊の可能性がある鳥居の解体を決定した。解体工事に向けた安全祈願祭は22日午前10時から執り行い、解体工事は遠藤興業(株)=石巻市大街道南=が無償で請け負う。

 鳥居は建立から86年が経過し、東日本大震災にも耐えたが、経年劣化に加えて今年に入ってから頻発する強い地震で亀裂や破損が目立つようになり、今月1日から周辺に規制線が張られている。

鹿島御児神社の鳥居解体決まる

解体が決まった鳥居。この姿を見られるのもあとわずか

 同神社は15日に総代会で役員10人に事情を説明。「安全のためにはやむを得ない」と全会一致で解体が承諾された。工事は「石巻のシンボルを何とかしなくてはいけない」と遠藤興業が無償で解体工事を申し出た。

 同神社権禰宜(ごんねぎ)窪木浩枝さんは「新聞記事を見て直接鳥居再建の寄付に来てくださる方もおり、支援の広がりは本当ありがたい。今後は再建する鳥居の素材などを決定し、クラウドファンディングなども視野に入れていく」と話していた。【渡邊裕紀】


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