高校文化祭が開幕　青春の笑顔は奪えない！　コロナ禍でも前向きに

　石巻地方の高校のトップを切って石巻好文館高と石巻西高の文化祭が3日から開幕した。新型コロナウイルスの影響で本年度は一部で文化祭が中止。実施校でも学内発表のみにとどめたり、一般来場に制限を設けたりするなどの対応が取られている。2校は3密回避でゆとりある日程とするため、4日も学内発表を行い、青春の笑顔を輝かせた。【近江  瞬】

おそろいの衣装に身を包みクラス発表のダンスを行う生徒たち

　3日午後に開幕した石巻好文館の「好文祭」は「青春事態宣言～これはこれでありじゃね？～」がテーマ。制限すらも楽しもうという前向きな気持ちを込めた。4日はクラスパフォーマンスや模擬店、部活動の展示、発表を実施。密集回避へ学年ごとに入れ替えを行うなど工夫しながら、高校生活の思い出を刻んだ。

クラスメートと笑顔を輝かせた

　実行委員長の後藤尚哉さん（3年）は「例年通りではないからこそ団結して準備してきた。中止する学校もある中、時間を作ってくれた先生方に感謝したい。盛り上がるか不安もあったけれど、たくさんの笑い声が聞こえて胸がいっぱいになった」と話していた。

趣味を生かしたキレのある「オタ芸」の発表も

　なお、好文館は一般公開を中止。石巻西は5日に事前申請のあった保護者と中学3年生のみを招く。

崩した人が負け。お手製の巨大ジェンガは大盛り上がり

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