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アルモンデ料理のコツ③ひとまず水でもどしたらいい(乾物編)

「乾物」と聞いて何を思い浮かべますか?干し椎茸やひじきなど、料理が好きな方であればなにかしらご自宅にあるんじゃないでしょうか。
これまで料理教室や個人レッスンを通じて、一番多く相談される食材が「乾物」でした。保存が効くという利点が裏目に出て、放置されがちな乾物さん。台所の片隅で寂しそうにしてませんかー?

実は先日のアルモンデパーティでも、乾物でお困りの方がいらっしゃいました。お持ちいただいたのは、割り干し大根とひじき。(割り干し大根は大根を縦に割って作った切り干し大根で、よくみる切り干し大根より幅広で長いのが特徴)普段はどんなふうに食べてますか?と聞くと、煮物て食べることが多いのだそう。ふむふむ。当日はしれっと黙ってたけど笑、実はこの2つの乾物、私の大好物で大得意なもの。そして割り干し大根(切干)もひじきも、私は煮物にすることがほとんどありません。


<割り干し大根、ひじき、ケール、きゅうりのサラダ>

森みたいな

<材料>

割り干し大根/ひじき/ケール/きゅうり/オリーブオイル/レモン果汁/塩/アガベシロップ(砂糖)/山椒
<作り方>
①割り干し大根はひたひたの水で、ひじきはたっぷりの水でもどす。ケールは葉の  部分だけをちぎりふたつまみの塩で優しく揉んでおく(リンスする)。きゅうりは細切りにする。
②ドレッシングを作る。レモン果汁、塩、山椒、アガベを混ぜ、お好みの味に調えたら、この液体の2倍量のオリーブオイルオイル加えて、白くもったりするくらいまでよく混ぜる(乳化させる)。
③水気を切って食べやすい大きさにカットした割り干し大根、キッチンペーパーでしっかり水気を切ったひじき、軽く絞ったケール、きゅうりをボウルに入れ、②を加えさっくり混ぜたら出来上がり。

切り干し大根の原料は大根。大根を乾燥させたものが切り干し大根。水分が少ない大根ですね?乾燥ひじきの原料は海藻のひじき。製法はいくつかあるけれど、基本的には生のひじきを蒸して乾燥したもの。そう、一度ちゃんと加熱してるんです。どちらも水で戻せば食べられそうって、思えてきましたか?切り干し大根もひじきも、加熱しても加熱しなくてもいいんです。そしてね、たった数分でもどります。食べられます。さあ!いつか使おうじゃなく、まずは今すぐ水でもどしてみましょうか。ひとまずサラダにしてみましょうかね。

乾物ってちょっとハードル高そうに感じる方も多いかもしれません。しーかーしー!賞味期限が長くてなんなら生の時よりも栄養価が高くて…とすばらしいことがたっくさんあるんです。いつか使おうじゃなく、もっと気軽に普段のごはんに取り入れてもらえたら嬉しいです。

以前には切り干し大根のレシピ で、切干大根を水ではなく酢でもどしたり、出汁がわりに炊き込みご飯に入れるレシピを紹介しています。ひじきなんて大好きすぎて、シリーズ化しちゃってますので笑。ひじきシリーズで紹介している「醤油ひじき」は我が家の冷蔵庫に常にある頼もしい存在。切り干し大根とひじきは、我が家の乾物の両翼とも言える頼もしい食材たちなんです。乾物界の推し。
この美味しさと気軽さをこれからも伝えていきます。推し活!

<アルモンデ置き換えるなら?のヒント>
アガベシロップ→砂糖でもハチミツなど。(ケールやひじきなど強い具材が多いので甘味を入れると味が柔らかくなって美味しいです)
割り干し大根→一般的な切り干し大根、乾燥人参
ひじき→わかめ、切り昆布て
オリーブオイル→お好みでどんな油でも。ごま油の場合はレモンを黒酢や米酢にして、山椒を一味や七味にすると中華風になっていい感じ。

※切り干し大根といえば、築地の三栄商会さん。三栄さんの切干は本当に美味しくて、乾燥したままお口にポーンと放り込んで、スルメのように噛み締めています。あまぁくて美味しいんです。おやつに最高。

<ひびのわの料理教室>
月一のアルモンデナンデモデキルサクラス。7月は夏野菜の真っ盛り!夏野農家さんから直接届く野菜を、自宅ですぐにできる調理法で味わい尽くしましょう。どんな野菜と出会えるのかは、当日のお楽しみ。どんな料理ができるかも当日のお楽しみ。
難しいことはしませんので、料理が得意じゃないという方も安心してご参加ください。なんだ!これでいいの!?って気が楽になる料理。それがアルモンデナンデモデキルサです。


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