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子どもが不登校になった時に、親の私が相談したところー心療内科

高校生の彼が学校を休み始めた時の彼の絶望的な声を聞いた時、これはすぐに解決できないと直感した。

休み始めて3日目、心療内科を受診することを彼に提案したところ、前向きな答えが返ってきた。
初診のweb予約の備考欄にしっかりと状況を記載したのがよかったのか、1週間後に受診できることになった。

先生の診断は「適応障害」
ゆっくりと話しを聴いてもらいたかったが、時間がないことがこちらにも伝わるような話し方で、親子共々ガッカリした。
よかったことは、早めの診断で、診断書が学校に提出できたこと。
診断書があるとないとでは留年までの欠席日数に大きな違いがあり、考える時間に猶予ができたのは、有り難かった。


二度目の受診は彼の大きな決断の時

初診時のみ予約が必要だが、以後の受診はいつでもどうぞという病院だったので、急遽決めた受診も可能だった。

初診の先生の診察時間外だったので、別の先生の受診を受けたが、この先生は受け答えが優しく、
「今の状態では無理じゃない?」という問い掛けも、押し付けることもなく、休むことを決めるのに後押しして下さった感じがあった。

先生との相性はあると思った。
不登校の彼も親も、この先生なら信頼できるかもと思えた。

彼と父親で受診することもあった。
母親経由で聴く先生の言葉と、直接、先生から聴く言葉では同じ内容でも重みが違うらしい。
再登校を希望している父親が、自分の考えではなく、彼の考えを尊重してくれたのは、
「ストレスの原因は今の高校」
「休んだことは間違いない」
と、言ってくださったからかもしれない。

薬はセロトニンの分泌を促す薬が処方された。2ヶ月服用したが、あまり効果がなかったようで、服用をやめたいと言えば、その通りしてくださった。
もう一つ、急に襲ってくる不安のお守りにと処方された薬は、効果があるようで、どうしようもない時に何度か服用した。
また、いざとなればこの薬があると、彼の安心材料になっているようだ。

不登校の彼は、ずいぶんと元気になったが、それでもほぼ毎日、一度は不安に襲われるらしい。薬は服用せず、自身で対応できる小さな不安感だと言うが、まだ心配だ。
心療内科とつながっているのは安心につながっている。