あるがままを捉える力、分析を施さない力
見たまま、そのままを理解できないと思うならば、我々は終ぞそれを理解することはない。
見たまま、そのままを理解できたと思えるならば、我々はそれについて語ることはない。
聞こえないもの、見えないもの、感じられないものについて論究するのはどこか美しくない。それは世界に対して不粋で不誠実で、不配慮だ。あるものはある。ただそれだけ。これを受け止めることができないのなら、我々は生まれてきた意味を終ぞ知ることはない。
何もかも細かく分解し解析するのだけが知的な活動ではない。部分の集合と全体とは異なるのだから。
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