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書くこと
読んでばかりいた
約9年間、Web記事の校閲・校正をやってきました。人様の書いた文章を、来る日も来る日も確認する日々です。
すばらしく丁寧に書かれた記事もあれば、納期ぎりぎりのやっつけ仕事だとわかる記事もあり、文章を通して人が見えるのはおもしろいなと思ってやってきました。
一方で、何年も人の文章を読みすぎて、自分で文章を書くことのハードルがどんどん上がっていきました。
自分の文章や表現の稚拙さ、浅さが気になり、私には価値のあるものを書ける気がしない。だから、なにも書かなくていいのだろうな。
そう感じて、書くことから離れては読むほうばかりをしてきました。
すこし書いてみる
でも、この1~2年の間に仕事で書く機会がすこし増えました。
また、学ぶために入ったオンラインコミュニティでも、自分の考えや体験を言語化する機会に恵まれて言葉を綴ってきました。
すると、書くことは私が思っていた以上に楽しい。
頭や心の中にあるものを言葉にする難しさは、ほかのなににも代えがたい喜びがあることに気づいたんです。
言葉にするたびに、どこかに仕舞っていたものが緩やかに解放されていくような、心が穏やかに満たされていくような、そんな気持ちになります。
書くことでの満足感は、読むことで得られるものとは質が違うのもおもしろいところです。書く満足感は、「得られる」というより「湧いてくる」が近いように思います。
また、感情に伴う言葉が決壊したダムのように句読点なしで出てくるときもあれば、あのときのあの気持ちに合う言葉はなんだったんだろうと体験や感情をなぞってつぶさに言葉を探すときもあり、いずれも「書く」ならではの輝きのある工程です。
本を買い直す
noteで綴り始めて書く面白さに改めて気づかされたので、今週は本を3冊購入しました。ヘッダーに載せた本です。
いしかわ ゆきさんの『書く習慣』は、前に一度購入して読んだことがありました。でも、その当時は自分の文章に価値がないなと思い込んでいた時期だったので、友人にあげてしまって。
巡り巡って、また同じ本を買う私です。それぞれの本にも読むタイミングってありますよね。
買ったばかりで本を読むのはこれからですが、いしかわさんと田中さんの本は気軽に書けるように背中を押してくれそうな雰囲気があります。
誰だって
書く価値があるとかないとかじゃなくて、私が書きたいから書く。私も、誰でもそれだけで十分です。気軽に、気楽に書きましょうね。
これらの本も読み終わったら、感想を書けたらいいなと思っています。