根っからの気分屋、今を生きる
理想の半年後
先日、コーチングを勉強中の友人から「理想の半年後ってどんな感じ?」と質問されました。また、「お金や時間、場所などの制限をつけず、なんでも叶うとしたら」と添えられたので、すこし考えてみました。
半年後というのがやけにリアルです。
1年後だと今から若干遠くにあるように感じるし、かといって3か月後では短すぎる。毎日なにかをしている間に3か月はあっという間に過ぎてしまいます。
私は、半年後を思い描いたとき、
・健康で美しくいる
・家族がみな元気でいる
・ひとりで泊りがけの旅行をする
・いい文章を書けたなと自分で思える文を書いている
・チャレンジをたくさんしたい
・もっと快適な作業環境を得たい
・語学アプリ「Duolingo」でフォロワーさんと気軽にやりとりする
などが思いつきました。
(音楽・漫画・本など作品の世界に浸る、ゲームをやる、も入れようと思ったけど、書かなくても確実にやってるから入れませんでした)
みなさんはどうでしょうか。
なにか思いつくでしょうか。
瞬時に萎える
こんな感じかなと答えると、友人から追加の質問が来ました。
「じゃあ、その半年後を叶えるために、今日からにできることってなんかありそう?今から3か月後とか1か月後とか区切って考えると」。
先に挙げた理想は楽しいことばかりなのに、
・半年後のゴールのために今から3か月後までにやるべきこと
・その3か月後の目標が達成できるように今から1か月後までにすべきこと
・その1か月後のために今週は、今日は?
と考えれば考えるほど、肺に空気が十分に入らないような窮屈さを覚えます。つらい……!
逆算思考が苦手
私は逆算思考がとてつもなく苦手です。
考えるのが嫌なのではなく、予定を組み込むのが好きじゃないんです。新しい一日が来たら、その日の気分で一日をどう過ごすかを決めたいんですね。何日か前のnote『明朝の腹に訊け』も似たような考えです。
たとえば、理想の半年後のために今日9月12日のやることを「健康のために1日1万歩を歩く」と前もって決めていたとします。でも今日が来てみたら、まったく歩きたくない気分だ、ということが往々にしてあります。
今日は歩かず渋い煎茶でも飲みながら日に当たりたい、っていう気分だったら、そちらを優先したいんですね。気が向いたら歩くでしょう。
旅行などあらかじめ手配が必要なものは前もってやっておく必要がありますが、それも気が向いたらやるので、予定に組み込む必要がない……。
なお、不思議なことに仕事はまったく別で、「納期は20日だから3日前の17日には納品したい、17日に納品するとしたら最低でも15日までにはほとんど仕上がっている必要があり」と建設的に考えてそのとおりに行動できます。
私の場合、約束事が外にあるか、自分の中にあるかの違いなのかもしれません。
逆算思考の反対
自分の今日は、今日を迎えてみて初めてわかります。そういう根っからの気分屋の私ですが、逆算思考ができて物事を効率的に進められるその友人を度々羨ましく思っているのも確かです。
非効率的に物事を進めているのがもったいない気がして、Googleパイセンに「逆算思考 反対」の検索ワードで質問したら、「順算思考」なるものが出てきました。じゅんさんしこう……。私はちっとも知りませんでした。
これだ!これですよ。私には右の順算思考がすばらしくフィットします。いつだって照準は今なんです。
特に、表の右側「順算思考」にある
・想定外の偶然を歓迎する
・現在に起こっていることが報酬
・収穫が自然と実る
このへんが大好きです。調べてよかった。
似た人へ
私による私のための記事ですが、もしかしたら同じように逆算思考が合わないなぁと思っている人がいるかな?と思って書いてみました。
調べているときに、「逆算思考ができない自分はダメだ」と思い込んでいたことにも気づきました。私はこうやって自分で自分を苦しめていることが結構多いんですよね。
どなたかの参考になればいいな。