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【子育てと教育】危険、親の謙遜

うちのベビは何かと成長が早く
「すごいね〜」
と言われることがあります。



初めは素直に受け取れず…
謙遜のつもりでついつい

「毛の成長は遅いんですよ〜」

なんていらんこと言っていました。



実はこれ危険なんですよね…



謙遜と「自分を下げること」の違い

日本では、
謙遜が美徳とされています。



誰かに褒められたとき
素直に受け取るよりも

「そんなことないです」
「まだまだです」

と控えめな姿勢を示すのが良いと
昔から教えられてきました。



(実際に私も、親が他人の前で
私を褒めることはほとんどなかった)



しかし、
“謙遜”と“自分を下げること”は
似ているようで全く違います。




特に、私たち教師や親の立場では
この違いを理解することがとても大切。



なぜなら、
私たちの言葉や態度は

子どもの自己肯定感や自信に
直結するからです。





親の謙遜が子どもに与える影響

学校でのがんばりを
保護者さんに伝えたとき



「今日、〇〇ちゃんが
お手伝いしてくれたんですよ」

と言っても

「ええ〜先生の前だからですよ!
家では何にも手伝わないで
ダラダラしてますから」

なんて返されることが度々ありました。



それを隣で聞いている子どもの表情は
イライラしていたり曇り気味だったり…。



子どもには「謙遜」という
概念はまだ理解できません。

親が言った
言葉をそのまま受け取ります。



他人にいくら褒められても、
親がそれを否定してしまうと

子どもの心には
「自分はダラダラしている」
というメッセージだけが残るのです。





褒められたことを素直に
受け取ることができない親の態度は

知らず知らずのうちに
子どもの自己肯定感を傷つける原因に…





自分を大切にできなければ
子どもも大切にできない

親も教師も、まずは
自分自身を大切にすることが必要!




「私なんて」
「こんなことくらいで」

という言葉をやめて
【褒め言葉を素直に受け取る練習】
をしてみましょう。




 
「そうなんですか。
えらかったね〜!!」

と言うだけで
子どもの心はぐっと安心し
嬉しくなるものです。



自分自身を認められる人は
他人の良さも自然と
認められるようになります。

私たちが自分をどう扱うかは
子どもへの態度にも現れるのです。





謙遜の本当の意味を考える

本来、謙遜とは
「相手を敬い自分の立場をわきまえる」こと。

自分を否定することではありません。





自分の努力や成果を認めたうえで

「ありがとうございます」

と感謝の気持ちを伝えることが
謙遜の美しい形ではないでしょうか。



親も教師も、子どもの前で
自分を下げる発言を控えること。

そして、
褒め言葉を素直に受け取ることで

子どもたちに“自分を大切にする姿勢”
を伝えていきたいですね。




私も褒められたら素直に
「ありがとう」と受け取る。

子どもにはそのままのあなたがステキ!

といつも言えるようになろう
と日々練習中です(笑)



“知っている”と“できる”は違いますね。
少しずつ意識をしていこうと思います。


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