尾崎放哉関連書籍⑤『尾崎放哉集ー大空ー』
内容
須磨寺、小豆島を始め、放哉が生涯のうちによんだ句や、入庵雑記も収録されています。
この本の一番の魅力は何といっても、放哉の師である荻原井泉水⇔放哉の間でやりとりされた書簡が読めること!!放哉が亡くなるまで、ありとあらゆる面で支え続けてくれた井泉水との手紙のやりとりの中には、甘えがでてしまったり、かと思えば強がりをみせている、放哉の心の内が溢れているんです!そこに放哉の人間らしさが表れていると思います。何より、放哉自身手紙を書くことが好きだったとされています。一人小豆島で暮らす中、どんな思いでこの手紙を書き続けていたのか…。彼の生い立ちを知ったうえで読むと、またその姿が鮮明に思い浮かぶのではないかと。
2人の関係性を知りたい、また放哉の人間味溢れる姿を堪能したい方に是非読んでほしい一冊です。
どこで読める?
中古本で探す、もしくは国会国立図書館の個人送信サービスで読むことができます。また、一部図書館にて所蔵されていました。