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ショートカットと私。

ショートカットにしたのはいつだっけ…。確か去年の12月前ぐらいに、今までウルフカットで伸ばし続けていた髪の毛をベリーショートまで切った。

あまりのバッサリ度に、いつもお願いしていた美容師さんにも『こんなに切っていいの?ありがとう』と喜ばれたぐらい。

バッサリ切った髪の毛は、あまりにもスースーして違和感があった。 

当時古着屋でアルバイトをしていたので、古き良きワンピースにショートヘアが絶妙にマッチして嬉しかったんだった、

美容院からの帰り道、阪急電車の光沢あるボディに反射する自分があまりにもハンサム、いやボーイッシュでちょっと笑いそうになってしまうぐらい。正直言って伸ばし続けた髪の毛よりもあまりにも似合うショートカットに満足はしていた。

大きなイヤリングをつけて帰りながら『大きいイヤリングをつけるなら、ピアスの方が楽だろう』と思い、思い切ってピアスを開けられる病院を予約しちゃって…。

高校生の時に初めてピアスを開けた時、右耳にひとつだけ開けた。それ以降、軟骨を開けるのも全部右耳で、左耳はずっと元のまま残しておく、謎のこだわりを残していた。

そんなこだわりにもアッサリさよならを告げられるショートカットのパワー。

もう一生伸ばせすことはないだろう。


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響あづ妙
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