必要がないと思うしかなかった”特別な”日常
これが当たり前なんだと思い込んでいた。家から出る前に箱からマスクを取ること、こまめに手をアルコールで消毒すること、くしゃみをしそうになったら誰かが周りにいないかを確認してちょっと厚めに折ったハンカチでマスクを覆うこと、その後周りからどんな目で見られているのかが怖くなって、前を向けずに下を向くこと。
いつの間にか当たり前になった日常にちゃんと順応していた。これはきっと良いことだ。歯向かうこともなく、ただ目の前で起きていることへの”対策”を自分なりに行って、自分一人で生きている