見出し画像

【HBRで学ぶ英語&マネジメント】創造力爆上げの方法

こんにちは、Hibikiです。(自己紹介はこちら

私は以前からHarvard Business Review (HBR)のメルマガを購読しており、時折面白そうなメールが来ると読んでいます。

本日は、2025年1月17日の
"To Jumpstart Creativity, Try These 8 Prompts"
by Kathryn Jacob and Sue Unerman
の記事を基に考察してみたいと思います。


原文記事(英語)

記事の全文は下記サイトで読むことができます。

最近はAIが優秀で、日本語訳も簡単に出すことができますし、著作権の問題もあると思いますので、本記事では日本語訳は載せていません。必要に応じてご自身で翻訳にかけてみてください。

本記事では、原文にて解説されている8つのポイントの内、

"Spark Change" > "Exaggerate"

について書いています。

Spark
to be the cause of something, especially trouble or violence

ロングマン現代英英辞典

Exaggerate
to make something seem better, larger, worse etc than it really is

ロングマン現代英英辞典

英語表現

いくつか個人的に面白いと感じた表現がありますので、ご紹介です。

  • you’ve seen previous change initiatives fall flat.

fall flat
if a joke, remark, or performance falls flat, it fails to interest or amuse people.

ロングマン現代英英辞典

上記文を訳すと、
「これまでの変革の取り組みが頓挫するのを見てきただろう。」
となります。

日本語訳では「頓挫」というネガティブな印象の強い表現になってますが、英語はそこまでネガティブではないと思われます。

flatとはつまり、デコボコのない平坦な状態を指す言葉であることから、特筆すべきものがない、というニュアンスになります。

そのため、「変革を試みたけど、今までと変わらない」というのが、実際の感覚に近いと思われます。

flatに落ちる(fall)というのは、日本語からは出てこない面白い発想ですね。

  • someone was willing to think way outside the box.

think outside the box
to think of new, different, or unusual ways of doing something, especially in business

ロングマン現代英英辞典

上記文を訳すと
「既成概念にとらわれない発想の持ち主がいた。」
となります。

日本語では「枠」や「範囲」という2次元を表す言葉を使って思考の領域を示すのに対して、英語では「box」という3次元の言葉が使われているのが面白いなと思いました。

英語ネイティブの人は、思考を3次元で捉えているのでしょうか?

ちなみに、ロングマン現代英英辞典では、「think outside the box」という表現が載っているので、"way"は無くても良いのだと思われます。

マネジメント観点

"Exaggerate"のパラグラフは、ある問題に対して極端な解決策を考えてみるというお題です。

創造力向上のトレーニングとしてはオーソドックスかもしれませんが、面白そうなので、自分の仕事上の問題で試してみました。

私が抱える問題は、システムの問題の調査やシステム方針決定など自分一人では完結しないタスクが次々と入ること。

一人では完結しないため、ある程度自分の考えをまとめて、チームで検討の場を持つ必要がある。

しかも1回の会議では解決しないことも多く、2,3回の会議でやっとまとまることが多い。

そうするとタスクが積み重なり、並行して複数の問題解決タスクが進むことになる。

複数タスクを並行で対応すると1回あたりの時間が細切れになり、タスクスイッチに要するオーバーヘッドが大きくなる。

上記の問題に対して、極端な解決策を考えてみます。

  • 解決策①
    問題の1つは、チームメンバが必要な時にすぐ集まることが出来ず、会議までに時間が空いてしまうこと。時間が空いてしまうため、時間を有効活用するために次の課題に取り組む必要がある。

    「チームメンバがすぐ集まることが出来ない」という前提を無しにして考えると、私が希望する時間に関係者がいつでも集まることができ、問題解決タスクをシーケンシャルに処理することができる。タスクが並行にならないので、オーバーヘッドを抑えることが可能。

    必要な時にいつでもチームメンバを招集できるようにするには、関係者一人ひとりのコピーロボットを作り、好きな時に意見を聞くことが出来るようにする。

  • 解決策②
    もう1つの問題は、解決までに複数回の会議が必要だということ。常に1回の会議で解決できれば、オーバーヘッドを最小化可能。

    複数回になってしまう理由は、会議内で色々な意見が出てくるため。全ての可能性を予め潰しておくことには時間が足りないため、複数回の会議で意見の集約を図る動きとなっている。

    会議参加者から出てくる意見を予め想定するには、AIを活用して可能性のある意見を事前に洗い出す。そして、その回答を考えておくことが出来れば最少のコミュニケーションで結論を出すことが可能なはず。

    さらに過去の議事録をAIに読み込ませ、誰がどのような意見を出す傾向にあるかを考慮することが出来ればベスト。

解決策①は、我ながらなかなか面白い案が出てきました。

まだ現実的でないかと思いきや、先日ある会社が社長のクローンAIを作り、社内で活用しているというニュースを見ましたので、意外とすぐに普及するのかもしれません。

この問題に対して、皆さんはどのような極端な解決策を思いつきますか?

コメント欄で共有頂けると嬉しいです。


"Management Tip of the Day"の購読は、
下記サイトで申し込みできます。(無料)

#HBR
#Harvard Business Review
#英語
#マネジメント
#creativity
#創造力

いいなと思ったら応援しよう!