【8日目】朝の習慣マニュアル
前回記事に引き続き、朝の習慣をマニュアル化していく。
これまでの7日間で目覚めをルーティン化し、朝起きるということのハードルを下げ、5分の運動習慣を手に入れた。平日は本分を前にしかめっ面で迎え、休日はその疲れから只管逃避した朝という強敵が、一般のイメージ通り清々しいものとして受け入れられるようになった。
次なる1歩は自分が手に入れた時間を享受していくことだ。これから5日間は、自分がしたいことをする時間を手に入れる毎日だ。やはり朝はワクワクの宝庫である。
■朝の習慣についての方針(再掲)
・惰眠の誘惑に勝てる魅力的なリストを作成する
・自分に自由時間をプレゼントする
・睡眠はまとめて深くとる
■2日目までの朝の習慣マニュアルおさらい
2日目までのマニュアルは基礎であり、個人でアレンジを加えることはあっても、基本的に人生を通して実施して欲しい内容だ。睡眠と寝起きとをシームレスに、しかし明確に転換する魔法を手放さないで欲しい。
1.※前日夜実施 いつも起きる時間の1分前に目覚ましアラームを設定する
2.アラームとともに起き上がり、立ち上がってアラームを止める
3.陽の入る窓を開ける
4.入念に口をゆすぐ
5.コップ1杯(200~250ml)の水を飲む
6.更にコップ1杯分水を入れておく
■8日目の朝の習慣マニュアル
今日からの習慣は1種の破壊だ。せっかくついた運動習慣を1部破壊し、そのかさぶたとして自由時間を大切に使っていく素養を強化していく。
今日の足踏みは1分だ。無理のない範囲で5分を圧縮したような行動、1分の間で膝を前に90°曲げたり、横に動かしたりすることも良いが、基本的に最初の1分を実施することを推奨する。通常の歩行程度の足踏みだ。
体温の上昇、リズミカルな運動としての不足を感じるかもしれない。しかし、1分で1度区切りをつけ、これまでの足踏みで考え、リストアップしていた、珠玉の5分で出来る行動リストの中からお気に入りのものを1つ実行して欲しい。
これまでの習慣とは別種の、自分の人生を自分で選択したことへの高まりを感じる。足踏みを続けた毎日が、小さな自己実現に繋がっていたのだ。
この爽快感を味わうのに、邪魔な感情が出てきているのを認めなければならない。運動習慣を1/5にした罪悪感だ。しかし、この罪悪感、物足りなさこそ朝の捉え方が本質的に変わった証である。ぼんやりとスヌーズ1回を過ごし、もっと悪ければ10分毎に雪崩のように押し寄せていたアラームの大群との闘争は終わり、自分自身の欲求と時間との大義名分がある格闘が始まったのだ。
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