雑草ってなんだろう。
先週の花教室で、庭の雑草取りをするかどうか、という話題から、
雑草ってどんな草のことですか?、という質問をいただいた。
名前がない草、っていうのは違う。
庭にあったら邪魔な草?
繁殖力が強くて、他を圧倒しちゃう草?
ずばりの答えが難しい。
ほんとうのところ、
雑草の定義は、人によって違うのだと思う。
気になって、あらためて考えてみた。
「雑」の字の解釈にヒントを得てみる。
雑に扱う。粗雑な態度。
なんとなくネガティブなイメージがついてしまうことばではある。
でも、雑煮。雑誌。雑貨。雑穀。雑色。
こっちは違う。ネガティブじゃない。こうしてみると、けっこう「雑」は使われてる。
「雑」の漢字の成り立ちを調べると、
いろいろな糸を集めて、衣服をつくるの意を表示したものであり、
そこから「まじる」の意味になっている、とある。
おお!これはしっくりくる。
雑煮は、もともと煮混ぜの意味(お餅やら野菜やらいっしょに煮ること)だし、
雑誌は、いろいろな情報を集めた読み物。
雑穀や雑貨も同じく、いろいろ混じる、が合っている。
たとえば、空き地なり、野原なりを、ためしに1平方メートル切り取ってみると、
きっと、いろんな草が生えている。
雑草は、種々、いろんな草が混じっている状態、とするのはどうだろうか。
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