友だちのふるさとを訪ねる
2019年2月15日 福島県浪江町 弾丸旅行
ずっと訪ねたかったふくしまへ。
友だちのふるさとに行ってきました。
まちに戻るひと、まちにやって来るひと、まちを出ていくひと。
それぞれにいろんな思いを抱えて、それぞれの思うみちを一生懸命生きている。
それは、言葉にすれば当たり前だけど、たくさんの悩みと不安と恐怖と葛藤のなかで、ひとびとは、まちは、動いている。
昨年ファシリテーターの研修で出会った福島のみんなのもとにも遊びにいってきた。
今日はこれから、新しく出来た小中学校の校歌をみんなで歌うんだ。
と、嬉しそうに話してくれる美しい姿。
全校生徒7人の、あたらしい校歌。
21000人いたまちは、やっと600人に。
ひとがまちからいなくなり、生態系がかわり、動物がまちに出てきた。いない間にまちを、いえを、荒らしていたんだと憤るおじいさん。
ひとの気配が残る街並み。
中身はどうなってるかわからないと話す横顔。
じぶんの生まれ育ったまちが変わっていく様子になにを思い、連れてきてくれたんだろう。
今まで知ろうとしなかった現実にことばが出なかった。本当に浅くてかるい、「そうだよね」という返答になにをおもっただろう。
想像すらできないふくざつなこころに、なにがいえただろう。
「あの日」を語ることは、ときをもどしてきもちをよみがえらせること。
とても、つらいこと。
それでも、涙ながらに語るそのすがたを、彼女のことばを、うつくしいとおもった。
うつくしくて、くるしくて、いまにもわれてしまいそうなほどせんさいで、だけど、凛々しかった。
胸いっぱいになりながらも、丁寧にまちを案内してくれる友だちが、いま私の横にいることに、出会えたことに、本当に嬉しくおもった。
ここで、のんびりゆったり育ってきたんだなと思える本当にすてきなまち。
帰りみち、いまのじぶんのまちをみて、どう思われるかと少しこわかったと話してくれた友だち。
その時はなんだかうまくこたえられなかったけど、私は、恥ずかしそうにじぶんのまちを案内してくれるあなたがあなたでいてくれてよかったなと心から思ったよ。
連れてきてくれてありがとう。
会いたいひともできたので、また近いうちにゆっくり行かねば!
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