出会いの湯
昨日、幼馴染と日帰り温泉に行った。
まず、私のお気に入りのカフェに寄ってチーズケーキを食べ、美味しいコーヒーを嗜んだ。
目線の高さに窓がついているカフェ。
外の景色に目が行くようになっているのかな。
雪景色を見ながら色んな話をした。
吹雪になったり、突然晴れたり、風が強まったり。
私たちの短い人生の中にも、今まで沢山の変化があったね、ということを暗示していたのかな。
1日経って考えると、天気と心がとてもリンクしていたように思える。
帰り際、私の財布に入っていたお守りをきっかけに、店員さんと神社や初詣のお話をし、仲睦まじくなった。
何かが起こりそうな予感はこの時点でしていた。何かというのは自分にとってプラスになるようなこと。
いざ、車に乗って今回の目的地、温泉へ。
本当にこじんまりとしている日帰り温泉施設。思ったより車が多く止まっている。到着する前よりも期待が高まった。
中へ入ると、券売機があって、暖簾をくぐって更衣室へ向かった。
そこにはおばあちゃん達が3人いて、地元の人なのかな?と気になったので話しかけてみた。
おばあちゃん達は地元の人ではなく、海辺の人たちだった。わざわざ、ここのお湯が良くて何回も来ているらしい。
温泉に浸かり、とろみのあるお湯を触りながら、確かにお肌がスベスベになりそうと思った。
たくさんのお話をした。自分のことも勿論話したし、それよりもおばあちゃん達は生まれた場所から好きなことまで赤裸々に語ってくれた。まるで初めて会った人じゃないかのように。
そして、私はおばあちゃん達から多くのことを学んだ。
今日はその4つの学んだことを掘り下げていきたい。
そのために、今、綴っている。
忙しくなると忘れてしまいそうだから。
①愛情
人に対して、動物に対して、物に対して、見えない物に対して。いつでも、どこでも、愛情は大事にしたいし、相手から貰う愛情もしっかりと受け止められる人でありたいな。
②思いやり
常に相手の立場に立つこと。その人が何を望んでいるのかな、どうしたらいいかな、想像するのが思いやりなのかもしれない。誰に対しても、持っていたい気持ち。
③夢を持つこと
どんなに大きくても、どんなに小さくてもいい。自分のやりたいことを夢として心に灯しておくことが大切。
④諦めないこと
私が1番響いた話がこの、『諦めない』話。
おばあちゃんの涙を浮かべた顔がどうしても忘れられない。脳裏に焼きついた瞬間だった。
48時間しか生きれないと言われたそのおばあちゃんは、今13年間生き続けていて、『今日あなたに出会えてよかった』と話してくれた。ただただ、辞めなければいいということではないのだなと感じた。自分が思う『前』を向いて頑張っていかないといけない。
一期一会。合縁奇縁。そんな1日だったように思う。
忘れられない3月2日。
私の心にポッと光を当ててくれた。