おもわず手が伸びる!【彩りおにぎりの握り方ご紹介】
ほぼ毎日のようにおにぎりを握っていると、せっかくなら食べて美味しいだけじゃなくて、“見た目でも楽しめる一品にしたい”という気持ちが強くなってきます。
ラップに包んだままひょいっと持参するおにぎり弁当にしても、夜食に用意しておくおにぎりにしても、目に入ったときに「わ、美味しそう!」となりたくて。見た目のときめきも、おにぎりの美味しさを構成する要因のひとつになりますしね。
そこで今回は、毎日違う種類のおにぎりを握り続けてわかった、「彩りおにぎり」の作り方をご紹介。ちょっとした工夫でおにぎりの見栄えがよくなる方法なので、よかったらお弁当作りなどの参考にしてみてくださいね。
「美味しそうに見えるおにぎり」とは
おにぎりを作る前に、まず意識したいのがおにぎりの完成形。大きく分けると、おにぎりには2つの種類があります。
1.)ご飯に具材をはさむスタイル
2.)ご飯に具材を混ぜ込むスタイル
どちらにしても、ぱっと見たときにそのおにぎりに何の具材が入っているのかがわかるようにしたいですね。
“開けてみたらチーズがとろ〜り”などの、あえてサプライズを仕込んだおにぎりはのぞきます。でもその場合も、仕込んだチーズに合わせる具材を外側に見せておけば、チーズとのハーモニーが際立つので試してみてください。
ちなみに、本日作るおにぎりの完成形がこちら。ではさっそく具体的な作り方をみていきましょう。
① 具材の配置は、あざとく
2種類に大別されるおにぎりに共通する作り方として、最初に彩り用の具材を取り分けておきます。全部の材料をはさんだり混ぜ込んだりするのではなく、“おにぎりの外側にもってきたい具材”を待機させておくのです。
これらは後ほど、デコレーション用として登場します。偶然ではなく必然的に、見栄えの良いおにぎりを作っていく流れですね。
② ラップでおにぎりを握る理由
次に考えるのが、おにぎりをどうカタチ作るか。
・手で握るのか
・型にはめて作るのか
・ラップやアルミを使って握るのか
これは、人それぞれにこだわりがある部分なのかなと感じています。やっぱり素手で優しく包まれたおにぎりは美味しそうに見えますし、型を使用したおにぎりは統一感があります。最近はクッキングシートで握るおにぎりの作り方も話題になっていましたね。
今のところわたし自身は、ラップで握る方法を選択しています。理由はおにぎりの見た目がわかりやすいのと、そのままお弁当にしたり保存したりと利便性が高いから。そして、今回ご紹介する見栄えを意識したおにぎりを作るのに最適だからです。
③ ケチるのはNG!失敗しないポイント
どういうことかというと、わたしはおにぎりを作るとき、机に大きめにラップを広げておくんですね。ここをケチってしまうと、うまくおにぎりを包めず思うような形にならないことがあるので注意。
ラップを大きく広げたら、その上におにぎりとなるご飯&具材をのせていきます。このとき、ラップの片側に寄せてのせるようにしてください。反対側はスペースを開けておいてくださいね。
④ おにぎりの“顔”をおめかし
そしてこの時点で慌てずに、おにぎりの見た目を整えていきます。仕上がりをイメージして、外側に見えてほしい具材は箸で良き場所に配置しましょう。
ここで登場するのが、①でとって置いたデコレーション用の具材です。何のおにぎりなのかがしっかりとわかるよう、大きめにカットするなどした具材で存在感を出すのがおすすめですよ。
ごまや塩こしょう、バジルなど、アクセントになる具材も加えるとさらに見栄えが良くなります。
⑤机の上で握るから誰でもカンタン
ここまできたらあと少し。
さきほど③の工程で、大きめに広げたラップの片方にご飯&具材をのせましたね。今度はその反対側のスペースを、ふわっとご飯&具材に被せます。
次に、両手を使って、ご飯&具材をはさむように三角形を作っていきます。一時期流行った赤ちゃんの顔に両手を添えたおにぎりポーズのようなイメージ。
おにぎりをキレイな三角に握るのが苦手という方も、机の上で整える方法ならカンタンに作っていただけると思います!おにぎりの顔となる外側部分の見た目も調整しやすいですよ。
この方法を発見してからというもの、わたしもおにぎり作りがぐっと楽しくなりました。ぜひ試してみてくださいね。
⑥ 愛情いっぱいに包み込んで
最後は⑤でざっくり三角形にしたおにぎりを、手のひらに包んで輪郭を整えます。ここでのポイントは、“優しく、愛情を込めて”。
食べるひとの顔を思い浮かべて、自然と笑みがこぼれるような、そんな気持ちで仕上げましょう。
味でも見た目でも、おにぎりを満喫
味はもちろん、見た目にも映えるおにぎりができたら、お弁当の時間はますます楽しくなります。そこでここに紹介しました“おにぎりの握り方”が、少しでも参考になりましたら嬉しいです。
おにぎりを作る場面も、食べる場面にも、満開の笑顔が溢れますように。