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ワンコが膝に乗っている時
いつか自分の人生を振り返った時、「今この瞬間に戻りたい」と願うだろうと確信する瞬間が、今の私の日常にはあります。
それは、我が家のワンコ(マルチーズ)のモフ4号が膝に乗っている時です。
モフ4号はマイペースな性格なので、犬のような懐き方(?)はせず、猫のように自分の都合のいい時だけすり寄ってきます。私が抱っこしたいと思っても、「そういう気分じゃないんだけど?」とバタバタ暴れておりてしまうのが常です。
けれど、たいてい夜になると私の膝の上で丸くなるので、私は毎日、本当に彼女に癒されているのです。
人間よりもずっと高い体温の彼女が私の膝の上を陣取ると、じわじわと私の体はあたたまってきます。それだけでも幸せなのに、小さな寝息まで聞こえてきたら! もうたまりません。
私たちが言葉を交わすことはありません。人と犬という種族の違いゆえに、生涯、お互いに言葉でやり取りすることはありません。けれど、こんな瞬間には、私たちはお互いと一緒にいるのが幸せなのだな、と分かるのです。そして、そのことが私を幸せにしてくれるのです。
1日にほんの何分かのことですが、それでも、「この時間がいつまでも続けばいい」と何度でも思う幸せな瞬間。そんな時間が、これを読んでくれている皆さんにもあるといいな、と思います。
モフ4号登場記事を少しまとめてみましたので、まだお読みになったことがない記事がある方は、こちらからぜひ。
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この作品は、アドベントエッセイです。クリスマスまでの24日間をワクワク過ごしてほしい、という思いから、「24年の人生で見つけた、24の幸せ」をテーマに毎日1本ずつエッセイを書いています。
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