私が小学校を卒業して、今日でちょうど10年が経つようです。
そこで、今日は小学校の卒業文集の自分の文章に対する答えのようなものを書きたいと思います。
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私にとって、「書く」ことの始まりは小学校の卒業文集といっても過言ではありません。
もちろん、卒業文集以前から色々と書いてはいたのですが、5年日記を買う前の日記はいつの間にかどこかに消え、昔書いていた小説もみな、どこかに姿を隠してしまったのです。教科書に紛れて一緒に捨ててしまったのか、まだ我が家のどこかに潜んでいるのか、それは分かりません。
真相は何であれ、現時点では、私が書いたものの中で一番古いものが小学校の卒業文集ということになります。
けれど、私がこの文集を特別視しているのは、単に古くからあるという理由からのみではありません。
私の「書く」の原点がそこにあり、「書く」を支え続けてくれた言葉がそこにあるからなのです。
ですから、今日はこの卒業文集に対して、今の私からの返答となるものをここに書いておきたいと思います。
とはいえ、返答の方だけを載せても、これをお読みになる方には何が何だか分からないと思います。
卒業文集の内容をそのままここに載ようかとも思ったのですが、まだその文集を持っている人がこの世にいることを考えると、あまりいいことではない気もします。
そこで、卒業文集の空気感が伝わるように、文体と内容の雰囲気を残したダイジェスト版をここに載せることにしました。
小学校の同級生たちがこれを読むことはそうそうないでしょうが、もし、「あれ、この内容に見覚えがあるぞ」と思っても、どうかそっとしておいてください。
では、12歳の私の、小学校卒業に際しての言葉をお楽しみください。
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……応援されているんですよ、私。
過去の自分に。
12才の子どもに。
卒業文集を開く度に、応援されるんですよ。
時々、「書く」ことに対する自信を失うんですが、この文章を見ると、「いやいや、ここで自分に負けたらダメだぞ」って思えるんですよね。
この純粋な自分に顔向けできないような気がして。
だからこそ、10年越しに、私はこんな言葉を返したいと思います。
過去の自分に。
12歳の子どもに。
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