見出し画像

2022ひばり珈琲の小さくて大きな挑戦

久しぶりに刺激を受けるカフェに行った。モリモリの野菜に十穀米、その日その日でメインが変わる汁物や惣菜をワンプレートに盛ったランチ。
いっときのカフェブームで流行ったいわゆる「ワンプレート」ではない。
サラダやハンバーグといったもので誤魔化していない、
一つ、一つ、手作りされ、野菜を吟味して素材の甘みで食べさせてくれる惣菜が盛り沢山に詰まったプレート。

うちの店では、ランチなんてできないと思っていた。
ひとりで営業しているから、今で手一杯。新しいことを始める気力もない。「だけどこのままじゃダメだ」

漠然とした不安やモヤモヤを抱え、行ってみた。


頭をバッドで殴られた衝撃。鬱屈して浮腫んでいた足をマッサージしてもらって、血がビュンビュン駆け巡るような高揚感。

これだ!と思った。

スタッフたちの連帯感、
暑苦しくなく、適度につながる。

お客様との短くも暖かい会話。

ええやん。


うちも、やってみたい。

キッチンが問題あるなら改造すればいい。

一人じゃダメなら仲間を募ればいい。

経験がないなら、仲間に助けて貰えばいい。


私、今、もっと人に関わりたいのだ。

深く、狭くじゃなく、
私個人と、じゃなく、

ひばり珈琲という空間として
人を招き入れたいのだ。

小さな店だから、
そんなに多くの人を招くことはできない。

でも、
ご飯を出す、体も心も満たされるご飯で
安心できる空間で
一日の30分くらいでも寛いでくれる方がいたら

その人が、ひとり、二人と増えてきたら
楽しいだろうな

ワクワクがチャージされていく。


ようやく動く時。

だけど焦らず。


心があったかくなるものを食べてもらいたい。
そして最後の珈琲まで、時間も空間も堪能してほしい。

食べたら終わり、のランチの店じゃなくて
余韻まで味わって帰ってほしい。

働く仲間たちと共に
笑いを倍増できるように。

ひばり珈琲は、珈琲を売っているんじゃない。
安心を提供して、その対価としてお金をいただいている。

もちろん、お出しする珈琲、食べ物には
今できる最大限のクオリティーを追求していくけれど

結果、お客様が安心して、少し心がほぐれて帰っていくような
パフォーマンスができればいい。

ランチのような食事を出すことで
確実に店の雰囲気は変わるだろう。

恐れている部分もある。
だけど変化が悪いものだと決めつけては面白くない。

ワクワクする方へ。

あるこ。


いいなと思ったら応援しよう!

のぞみ
頂いたサポートは、ひばり珈琲のお客様やこのページを読んで下さるみなさんの幸せが、増強できるように使います。たまにうちのちびと温泉にいく費用にも使います。(行った際はこのページで紹介します)