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文学フリマ京都へ行って来た
小原晩さんのここで唐揚げ弁当を食べないでくださいを読んで、文章を本にすること、そしてそれを誰かに届けることに憧れた。憧れてたからは早かった。気付いたら文学フリマ東京40の出店に応募していた。応募したからには、本をつくらないといけない。そしてそもそも文学フリマに行ったことがない。
僕は文学フリマとは何かを知るために、文学フリマ京都9へ向かった。
文学フリマ公式ホームページのwebカタログから気になる本を登録する。それから、文学フリマ用につくったエックスのアカウントで、作家さんや本の情報を集め、行く前からわくわくが止まらなかった。
会場のみやこめっせ(京都市勧業館)に着くと、長蛇の列が。こんなにも文学と本への愛が大きい人たちがこの同じ空間にいることに、初めて列に対して愛着が湧いた。
文学フリマというイベント、それはまるで宇宙だった。ブースが宇宙のようにたくさん広がっている。立ち止まって本を取れば、その本にはその本を書いた人の宇宙が広がっている。作者と声を交わせば、その人の人間味がばあっと広がる。そしてその人から直接、お金を払って本を買うのだ。これほどお金を使うことに躊躇しなかった日はない。気付けば、時間は三時間を超えて、本は14冊までいっていた。11冊は購入、3冊は無料配布で頂いた。
本は読まれるために書かれたものなので、ひとつひとつ丁寧に読んで、また感想を書きたい。まだまだ気になる本はたくさんあったので、いっぱい貰ったフリーペーパーから色々情報を集めたい。
そして、みなさんの本のつくり方、それから設営だったり、販売の仕方を改めて参考にして、自分も頑張ろうと思った。
文学フリマ本当に素敵なイベントだった。
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