スペインのおおらかな風を感じたい【三重県】
Cycling 2023.4.2・2024.7.3
関西エリアを中心に、大地の成り立ちから人々の歴史まで、紐解きながら旅をしています!
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三重県志摩市
志摩市は、三重県の志摩半島南部に位置しています。
東から南にかけては太平洋に面し、海岸は入り組んだリアス海岸で、中央に英虞湾があります。また、北東は鳥羽市とともに囲む的矢湾があります。
こんな近くにスペインがあった
志摩半島南部・英虞湾にやってきました。
ここは志摩市大王町波切・ともやま公園にある桐垣展望台です。
岬や入り江の多い複雑な地形が目の前に広がり、リアス海岸の様子を間近で楽しむことができます。
荒々しいイメージのあったリアス海岸ですが、この英虞湾にきて、思いのほかゆったりとした空気がながれています。
おおらかな雰囲気と、太陽と海。まるでスペインに来たようです。
ゆったりと走りたい!
なにがこのおおらかで落ち着いた雰囲気を醸し出していているのでしょうか。
島々がモコモコと浮かんでいるのがかわいい!
よく見ると、島々が丸みを帯びていてモコモコと浮かんでいます。
かわいい!
丸みを帯びた曲線は、「連続性」や「永遠」といったイメージを感じさせます。おおらかさや穏やかさを感じるのは、角がなくとがった印象がないからです。
この丸みを帯びたリアス海岸は、どのようにカタチづくられたのでしょうか。
それもやはり、スペインにも似た温暖な気候がそうさせるのだそうです。
黒潮が育んだモコモコの森
それは紀伊半島の沖合を流れる黒潮によるものです。黒潮は熱帯海域から流れてくる暖流なので水温が高いことが特徴です。
この高い水温の影響を受けて、温暖な気候を好むシイ・カシ類などの広葉樹が多く生えています。
広葉樹は、丸くモコモコと盛り上がり、枝・葉が集まって育ちます。
丸みを帯びたリアス海岸の正体は、モコモコと育った広葉樹にありました。
丸いカタチが与える、ゆったりとした時間が流れていました。
ここに来ると、波の音さえも角のとれた優しい音に聞こえてきます。永遠に続くようなおおらかな風を感じていました。
Activity
ロードバイク
走行距離 112.24km/獲得標高 1,313m
志摩市・英虞湾ライド!