コロナ対応を中心とした食料品など…その14(自宅療養向けの初期備蓄品…下痢や脱水のこと)
現在、COVID-19での第5波のピークを迎えて、少しずつピークは減弱しています。
それでもまだ、病院もCOVID-19対応をしているために、何らかの体調不良で救急車を要請してもなかなか搬送先が決まらない、搬送していただけない状態は少しずつ減ってきてはいるものの、まだまだ地域によっては、体調を崩して病院を受診しても、外来での処置のみで入院が出来ずに自宅療法になることもあります
まだまだ、第5波は続いますしこの先、次に第6波が来るだろうとも言われていますし、新しい変異株もでていきますので、少しでもCOVID-19の変異株からの感染を予防する対策をしていくことも大切です
体調不良が悪い中での療養期間を乗り切るためにも自宅で過ごすための事前準備も必要となってきます
コロナに感染すると発熱、咳、喀痰、倦怠感、食欲低下、下痢、息切れ、筋肉痛、強い嗅覚・味覚障害など 様々な症状を伴うこともあります
管理栄養士からの視点として今回は『下痢の症状がある時のお食事』について考えてみたいと思います
防災・備蓄食というよりは、それらをつかっての加工方法のヒントという視点からの内容になります
~~~下痢の時の食事について~~~
下痢とは 便に含まれる水分が異常に多くなり、大便が棒状の形をしないまま排泄される状態をいいます。軽いものは軟便、ひどくなると水様便と言われます。したがって、排便の回数がいくら多くなっても、水分の含有量が多くなければ下痢とはいいません
下痢が起こる原因には色々とあります 病気の場合もあれば病気でない場合のこともあります。
下痢の際に食事で注意する点は、
●刺激物を控える
下痢で腸内が過敏な状態になっています。腸に刺激を与えるような香辛料、冷たいもの、アルコール、炭酸飲料などは避けるようにしましょう
●食物繊維の多いものを控える
食物繊維の多い食品は腸に負担をかけます。牛蒡やセロリなどの野菜やきのこ、海藻類、豆類、いも類などは下痢の間は控えるようにされてください。いも類については食べたい際には少量にとどめる方が無難です
●脂肪の多い食品は避ける
消化に時間がかかる脂質は、腸に負担をかけます。脂肪の多い肉や魚、揚げ物などを避け、豆腐や鶏のささみ、雑炊などの消化の良いものをたべるようにされてください
●やわらかいものを少しずつ
下痢の症状がひどい時には、絶食で水分をとる以外は腸をやすませてください。水分を十分にとりながら、症状が軽くなってきたら 雑炊や似た野菜などの少しづつ、温かく消化の良いものを少しずつ取るようにされてください。少なくとも冷たすぎないもので、ゼリーやプリン、具なしの茶わん蒸し(卵豆腐)などもお勧めです
便の硬さと同じくらいの硬さの食べ物から開始するのが目安です
●水分をしっかりととる
下痢が続くと体内の水分が失われ、脱水を起こすこともあるので、水分を十分に補給されてください。冷た過ぎるのも過ぎるのものは避け、こまめにとるようします
下痢が頻回の場合には、身体から水分とともに塩分などが失われるために脱水症を起こす可能性があり、脱水の予防は、原因の治療と並行して早期から行うことが大切になります
~~~下痢の際の水分補給~~~
基本的に下痢がひどいときは、脱水を起こさないために 水分をこまめにしっかりと補給することが重要になります。下痢をする量が増えることを気にして水分を控えてしまう方もいますが、水分は必ずとってください
下痢の時は腸の消化吸収能力も低下しているので、経口刺激に対しても過敏になっているために、腸に対して刺激性が少なく、吸収の良い水分をとることが必要になってきます
下痢の量や回数が多い時は、浸透圧が低くて腸からの吸収しやすくつくられている水分、塩分、糖分を含む経口茶補水液が理想です。そうでなけばスポーツドリンクを少し薄めたものや水、紅茶、麦茶、みそ汁、スープでもかないません。ただし、冷やしたものを避けます。腸の刺激する炭酸飲料やアルコールは控える様にされてください
1回量を少なめにして少しずつ飲むようにされてください
経口補水液、脱水時の飲み物になどについては 下記の記事にまとめてあります
経口補水液と手作り経口補水液(ORS)の作り方(データは2020年8月版)
https://note.com/hi40chan/n/nfcaee1a2a93e
熱中症対策の食事・飲み物
https://note.com/hi40chan/n/n86e57a0d0a95
水分をしっかりとることで、脱水症をおこされないようにされてください