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もっちりスコーンとかちかちクッキー

 休みの日は気が向くとクッキーを作る。健康を考えて米粉のレシピで挑戦してたりする。そんな話。
 サクサクの触感を期待するが、いつも中がモチモチ。そして時間が経つと、カチカチになる…。これは不味い。

 先日、国産小麦粉を買ってきて、これなら失敗しないだろうと思い、スコーンに挑戦した。ちょうど人参ジュースを絞った後の絞りカスがあったので、これを活用した。

 さて、結果は、というと。やはり中心部はサクサクになっていない。子供に試食してもらう。

 娘「味はいいけど・・・。」

 長男「スコーンを食べると口の中の水分を全部持っていかれるから、あまり好きじゃないけど、これはモチモチしてるからイケル。」

 微妙な答えではある。作った本人あサク、ホロを期待したのだが。

 焼き菓子がうまく作れない理由は何か、考えてみた。
 一つはオーブンの性能。安い電子レンジのオーブン機能を使っているので、電気の力などに問題があるかも。もっと高いマルチのものを買う必要があるかなあ。そもそも
 もう一つはベーキングパウダーが古い。この可能性もある。冷蔵庫に保管していても膨らむ作用は低下していくらしい。

 そもそも電子レンジはパン屋さんで使うような火力で焼くようなオーブンじゃないし。

 そういえば、毎朝仕事前のカフェで見ているBBCの「ブリティッシュ・ベイクオフ」でケーキやパンを焼いているものはキッチン一体型のオーブンレンジのように見えるけど…。

 実は、この「ブリティッシュ・ベイクオフ」というTV番組になぜかはまっている。
 基本的に全英から選ばれたアマチュア・ベイカーたちがそのベイキングの腕前を競う内容なのだけど、ケーキ、パン、タルト、パイなど、いろいろな焼き菓子が登場するし、その歴史も紹介されて楽しい。
 そして、会場は美しい英国式庭園に設置された特設テントだ。芝生で遊ぶリスや水鳥などの姿にも癒される。
 審査員のポールとメアリ―の辛辣なコメントに、ベイカーたちは一喜一憂するシーンはハラハラさせられる。

 ベイカーたちも民族や年齢・職業など多種多様。かつて世界中に植民地を持っただけある。
 でもベイキングが好きだという一点で集まっている。そして、その多くの人が家族や友人、そして地域の人たちのために焼き菓子をふるまっている。
 焼き菓子をふるまう。それは豊かな時間を与えてくれるに違いない。
 そんな生活って素敵だと思います。

 来週はちゃんと新しいベーキングパウダーを買って、温度高めでリベンジするぞー。もうモチモチさせないぞー。


 
 
 

 

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