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なんだか気になる『となりのナースエイド』1話感想

『このドラマには裏がある』って言われると、私みたいな人間はつい見ちゃうわけですよ。確かにタイトルロゴも裏表のあるデザインになっているし、ちょっと闇のあるオチャメな世界観ってかわいいよねえ。

高杉真宙を見たかったのも少々。ちゃんと見るのは仮面ライダー鎧武ぶりだけど、演技が良すぎたのでずっと名前覚えてたんだよね。お顔も好きです。
というかタイトル的に本当の主人公はキミなんでしょうか。そこも楽しみ。

好きなシーン:「寄りそい」とは?


晴美さんの言動不一致に「あるある~」って苦笑してしまった。
「妻の手料理が食べたい」に「私がなんか美味しいもの作ってあげますよ」と返せるの、すごいよな。「寄り添いが一番の仕事」とドヤる姿までがコント。本当は患者に興味がなく自分の思い通りに動かしたいと思っているだけなのが まるわかりの悲喜劇だったね。まあ悪い人じゃないし、本人も自覚していない感情なんだろうな。

ドラマなので誇張したやり取りになってはいるけど、世の中には意外とこういう返しをする方が多い。うちの両親の会話にも「テンポよく鳴き交わしてさえいれば、お互いに違う事を口にしていても満足なのだろうか?自分が声を発してスッキリしただけだよな?」とよく思わされたし、それは私が人にことばを伝える難しさを考えるきっかけでもあるし、要はこういうやりとりがトラウマであり、最も関心がある出来事でもあったりする。

というか、ことばを伝えることが本職のコールセンター民としては、「そこフィードバックしてえ!!」と思ってしまう。

閑話休題。そこんとこ澪は正しい意味で寄り添えているので、「妻の手料理が食べたい(妻に会えなくて寂しい)」に応じて奥さんがお見舞いに来られない理由を探ろうとしているし、寄り添った結果が患者さんの態度軟化にあらわれている。これはNPS満点。

作品的にも心の交流はメインテーマだろうし、こういった心のすれ違いも見落とさない脚本だったら何かしら期待してもいいかなーって思った。

アニメが気合はいっててかわいい


不意に始まったアニメに「うおお」と思って、つい繰り返して見ちゃった。澪(主人公)のヲタ早口と相乗効果で圧が強くてテンポがいいなー。これが毎週見られると思うと楽しみだし、ドラマ観るか悩んだら、ここだけ見てから判断してもいいんじゃない…?

アニメを入れた理由にはわかりやすい説明や澪のヲタ像を強調する効果の他に、『ブラック・ジャック』もあるんだろうなあ。竜崎をブラック・ジャックぽく描くことで孤高の天才医師という印象を借りてきているっていうか、澪がそう思っていることがよくわかるというか。

猿田彦おるやん


手塚治虫つながりで猿田さんの存在がやや気になっているよ。
『火の鳥』の猿田といえば、鼻が大きくて基本的に心優しく、主人公に道を示す存在。導きの神、猿田彦。そう思うと、なんとなく猿田顔しているようにも見えてきちゃう。なにしろフルネームが猿田弥彦だし、そのうちキーパーソンになるのかもしれないなー。

澪「私は人殺しです」


実際には殺してないんでしょー。自責の念でしょー。

「医療現場は初めてってことね」「まあ、そんな感じです」という受け答えや、「患者さんの一番近い場所で~すっごく勉強になります」という受け答え、竜崎の手術を見て「早い」と言えるほどに目が肥えてることを考えると、むしろお前が伝説の無免許医の可能性すらある。手術に失敗して女性を死なせたことから血が見れなくなって医師を続けられなくなったとか、ありそうな気もするよ。雨のシーンは、あれ夢の世界だからどうとでもなるんじゃ。なんつて。


とりま、今後も楽しみに見てみるよー

*タイトル画像は公式サイトから引用しましたー。

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